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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は反発、欧米株高を材料に


【ブラジル】ボベスパ指数 51966.58 +1.99%
20日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1013.05ポイント高(+1.99%)の51966.58で取引を終えた。50964.41から一時52285.68まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは58、値下がりは9、変わらず1であった。

この日は資源価格の上昇を受けて、輸出関連企業が収益拡大期待から株高となり、ブラジル株の上昇をけん引するかたちになった。また、ギリシャ融資実行に向けた楽観的な見通しが浮上し、原油高、ドル安を受けた欧米株高や、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急がないとの見方から新興国への資金流入の思惑も根強く、ブラジル株の買いにつながった。

【ロシア】MICEX指数 1628.64 +1.29%
20日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比20.67ポイント高(+1.29%)の1628.64で取引を終了した。1599.75から1640.80まで上昇した。

欧州連合(EU)首脳会議で、昨年3月発動の経済制裁(対クリミア併合)を今年末まで延長で一致したことを受けて、売りが先行したもよう。ただ、昨年7月発動の経済制裁(対マレーシア航空機撃墜事件)の期間延長については、6月に判断することになった。その後は、ブレント原油先物価格が一時55.67ドルまで反発したことや、欧米株高を材料に、ロシア株も上昇に転じた。

【インド】S&PムンバイSENSEX指数 28261.08 -0.73%
23日のインドSENSEX指数は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比208.59ポイント安(-0.73%)の28261.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.74%(63.75ポイント)安の8570.90で取引を終えた。

小幅安で寄り付いた後はじりじりと下げ幅を拡大させた。手掛かり材料が少ない中、ギリシャ懸念がくすぶっていたことが足かせに。また、NY原油先物が19日に下落したことも、資源関連の売り材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3617.32(+0.98%)
23日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比35.05ポイント高(+0.98%)の3617.32ポイントと8日続伸した。約6年10カ月ぶりの高値水準を切り上げる

利食い売りこなし続伸。指数は直近の上昇ピッチがハイペースだったため、朝方は売りが先行したものの、中盤から買いが優勢となった。追加の金融緩和期待などが支え。中国の短期金融市場で金利が高止まっていることを受け、市場では預金準備率、または金利が引き下げられるとの予想が強まる状態だ。

《FA》

 提供:フィスコ

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