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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):内外トランス、豊商事、一正蒲鉾、ショクブン

■内外トランスライン <9384> 2,029円  +231 (+12.9%)   本日終値
 13日、東証が内外トランス <9384> [東証2]を20日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■豊商事 <8747> 487円  +52 (+12.0%)   本日終値
 16日付の朝刊で「プロスペクトが保有の同社全株を売却」・「あかつきFGが同社株62.6万株を取得」と一部報じられたことが材料視された。

■一正蒲鉾 <2904> 2,208円  +208 (+10.4%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 13日、一正蒲鉾 <2904> が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ショクブン <9969> 550円  +50 (+10.0%) 一時ストップ高    本日終値
 13日、ショクブン <9969> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の16.59%にあたる190万株(金額で10億円)を上限に、16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は13日終値の500円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■データセクション <3905> 849円  +69 (+8.9%)   本日終値
 データセク <3905> [東証M]が4日続伸。日経新聞が16日付で「データ分析のデータセクションと、システム開発のアイリッジ(東京・千代田、小田健太郎社長)は共同で集客支援サービスを始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「スマートフォン(スマホ)のアプリ(応用ソフト)を使い、特定の商品に興味があると思われる消費者が店舗近くを通った時に効果的に広告を配信する」としている。施設や店舗が提供するアプリの会員を対象とした広告配信を行い、商業施設などでの導入を見込んでいるという。

■パピレス <3641> 1,924円  +117 (+6.5%)   本日終値
 13日、パピレス <3641> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の2.20%にあたる5万5000株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月16日から9月15日まで。

■ザッパラス <3770> 657円  +33 (+5.3%)   本日終値
 13日、ザッパラス <3770> が15年4月期の連結最終損益を従来予想の1300万円の赤字→6000万円の黒字(前期は3億7500万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しを示したことが買い材料視された。コンテンツ事業において想定していたよりもフューチャーフォン(従来型携帯電話)のユーザー数が減少しなかったことから占いサービスが堅調に推移。新規サービスの投入が遅れていることからコストが計画を下回ったことも寄与したほか、為替差益も利益を押し上げる。また、従来未定としていた期末一括配当は10円(前期は22円)実施する方針とした。同時に発表した15年4月期第3四半期累計(14年5月-15年1月)の連結最終損益は3800万円の赤字(前年同期は3億1900万円の黒字)に転落したが、通期業績の上方修正を好感した買いが優勢となった。

■OSGコーポレーション <6757> 644円  +32 (+5.2%)   本日終値
 13日、OSGコーポ <6757> [JQ]が決算を発表。15年1月期の連結経常利益は前々期比13.4%増の3.4億円に伸び、16年1月期も前期比44.1%増の5億円に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期はドラッグストアなど向けのアルカリ水自動販売機などが伸び、4.7%の増収を見込む。併せて、創立45周年記念配当を実施する形で、今期配当は25円に5円増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが13.3倍→12.2倍に低下する一方、配当利回りは4.1%に上昇し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■菊水電子工業 <6912> 758円  +25 (+3.4%)   本日終値
 13日、菊水電子 <6912> [JQ]が15年3月期の連結経常利益を5.5億円→6.6億円に20.0%上方修正。増益率が13.4%増→36.1%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。環境エネルギー・自動車関連向けに電源機器や電子測定器の販売が想定より伸びることが寄与。円安による為替差益の発生なども上振れに貢献する。業績上振れに伴い、期末一括配当を20円→22円(前期は20円)に増額修正した。前日終値ベースの配当利回りが3.0%に上昇、配当権利日が間近なだけに配当狙いの買いが向かった。

■3DM <7777> 1,333円  -400 (-23.1%) ストップ安    本日終値
 13日に決算を発表。「今期最終を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
 3DM <7777> [JQG] が3月13日大引け後(16:00)に決算を発表。15年4月期第3四半期累計(14年5月-15年1月)の連結最終損益は15.8億円の赤字(前年同期は10.5億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
  ⇒⇒3DMの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「中期経営計画を下方修正」も売り材料。
 中期経営計画を下方修正。17年4月期経常利益目標を81.96億円→43.61億円に。
 同時に発表した「局所止血材の国内製販申請を取り下げ」も売り材料。
 吸収性局所止血材「TDM-621」の国内製造販売承認申請を取り下げ。再度の国内臨床試験の開始と製造販売承認申請に向けて準備を進める。

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