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【材料】ニッピが買い気配、iPS細胞の培養に最適な足場材の製造方法を確立

 10日、ニッピ <7932> [JQ]が大阪大学蛋白質研究所と共同で、再生医療用iPS細胞の培養に最適な足場材「ラミニン511E8 フラグメント」の製造方法を確立したと発表したことが買い材料。

 「ラミニン511E8 フラグメント」は強力な細胞接着活性を持ち、1ヵ月で従来比200倍強もの効率でヒトES細胞やiPS細胞を増幅できる。

 同社では製造方法確立を踏まえ、生物由来原料基準に適合した臨床グレードの「ラミニン511E8 フラグメント」製品(商品名:iMatrix-511MG)を6月頃から販売を開始する。

 同製品は現在販売している研究用途限定の製品とは異なり、臨床用途での利用が可能とあって、移植医療用iPS細胞の製造など、iPS細胞を利用した再生医療の研究開発向けに需要拡大を期待する買いが向かった。
(「株探」編集部)

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