【材料】ベリテがもみ合う、2月度既存店売上高2ヵ月連続増もインバウンド関連株人気静まり

　　ベリテ <9904> [東証２]がもみ合う。2月後半には低位インバウンド関連株として短期資金が流入、100円がらみでもみ合っていた株価は2日間の急騰劇をみたが、その後は戻り待ちの売りに静まる格好に。6日発表の2月既存店売上高は前年同月比3.6％増と2ヵ月連続増加した。全てマイナスだった前期実績から1月度に一気に15.8％増と2ケタ伸張でプラスに転換、客数は2.2％減少も前期の2ケタ減からは改善し、客単価は18.4％の2ケタ増となりインバウンド株人気に応える数値となった。2月は客単価は前期来初の低下、8.4％減となったものの、前期から2ケタ減が続いていた客数は1月にマイナス幅が2.2％に縮小し、2月は13.1％増と2ケタ増とプラスに転じたことが寄与した。既存店売上高発表直後には2円高の127円をみたが、インバウンド関連株人気が静まったここは、3月度既存店売上高の結果待ちか？
（執筆者：熱田和雄　ストック・データバンク）