【材料】ソフトバンクが大幅続落、アリババ株の上場来安値更新

　ソフトバンク <9984> が大幅続落。3割強出資する中国の電子商取引最大手アリババグループが3日に台湾当局から撤退を求められたことを受け、ニューヨーク市場でアリババ株が昨年10月に付けた上場来安値を更新したことが売り材料視されているもよう。

　同社の2014年4-12月期(15年3月期第3四半期)連結純利益は前年同期比16％増の5794億円と2ケタ伸張。アリババ株上場に伴い保有株で発生した会計上利益3859億円を計上したことが主因とあって、アリババ株下落伴う先行きの利益低下懸念が広がったもよう。
(執筆者：熱田和雄ストック・データバンク)