市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(大引け)=134円高、ギリシャ不安後退で続伸

 23日の東京株式市場は前週末の米国株高を受け終始強調展開ながら、朝方買い一巡後は上値も重かった。
 大引けの日経平均株価は前週末比134円62銭高の1万8466円92銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は24億9190万株、売買代金概算は2兆5294億9000万円。値上がり銘柄数は816、対して値下がり銘柄数は923、変わらずは123銘柄だった。日経平均は130円を超える上昇でTOPIXもプラスで引けているが、値上がり銘柄数は値下がりを下回っており、いったん利益を確定する動きも目立っている。
 前週末20日にEUがギリシャ支援の延長を決定、これを受けて米国株市場ではNYダウが約2カ月ぶりに最高値を更新、きょうの東京市場もリスク選好ムードのなか、幅広く買い優勢で始まった。しかし、騰落レシオなどテクニカル的に過熱感も意識され、買い一巡後は利益確定売りに伸び悩む展開。ここ水準を切り上げていた銀行や保険など金融関連株の下げが足を引っ張った。今週24日と25日のイエレンFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑も利食いを促した。
 個別では、トヨタ<7203>が堅調、ファーストリテ<9983>、OLC<4661>も買われた。また、ユーグレナ<2931>が大商いで急伸、マーベラス<7844>も値を飛ばした。近畿車<7122>が東証1部値上がりトップに買われ、JVCKW<6632>、カシオ<6952>も物色人気となった。半面、イマジカロボ<6879>が売られ、T&DHD<8795>も大きく値を下げた。新生銀<8303>、アイフル<8515>が下落、GCA<2174>、国際帝石<1605>も安い。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均