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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日立、ブリヂストン、日立造、Jパワー

■日立製作所 <6501> 819.6円  +39.4 (+5.1%)   本日終値
 18日付の朝刊で「アジアでATM運営を拡大、印売上4倍へ」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ブリヂストン <5108> 4,660.5円  +76.5 (+1.7%)   本日終値
 17日、ブリヂストン <5108> が決算を発表。14年12月期の連結経常利益は前の期比6.5%増の4632億円に伸びて着地。続く15年12月期も前期比8.2%増の5010億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期はアジアや北米を中心にタイヤの販売が伸び、8.3%の増収を見込む。原材料の価格下落や円安による輸出採算の改善も増益に貢献する。業績好調に伴い、前期配当を80円→100円(前の期は57円)に増額し、今期も20円増の120円に増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが12.7倍→11.7倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■日立造船 <7004> 692円  +2 (+0.3%)   本日終値
 日立造 <7004> が3日続伸。日刊工業新聞が18日付で「日立造船は、LNGを燃料とする大型舶用低速ガスエンジン供給に参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「2015年度に数億円を投じて有明工場(熊本県長洲町)でテスト設備を整え、提案活動を始める。17年度の供給を目指す」という。同社では選択的触媒還元法(SCR)装置やエンジン関連のノウハウで差別化するとしており、将来的な業績に期待した買いが向かった。

■Jパワー <9513> 4,050円  -440 (-9.8%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 17日、Jパワー <9513> が国内外で1303万1500株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限345万株の第三者割当増資を実施するほか自己株処分による1651万8500株の株式売り出しを発表。新株発行が最大で発行済み株式数の9.89%およぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は3月3日から5日までのいずれかの日に決定。最大で約1331億円の調達資金については、国内外の石炭火力発電所の建設や、既存の火力発電所の設備更新などに充てる。

■プロルート丸光 <8256> 112円  +30 (+36.6%) ストップ高    本日終値
 17日に発表した「訪日外国人向け免税販売小売を開始」が買い材料。
 新規事業部を新設し、訪日外国人旅行者に対する免税販売小売事業を開始。事業開始にあたり道紀忠華シンクタンクと訪日外国人旅行者の誘致に関するコンサルティング業務、委託先の選定などのマネジメントについて業務提携。同シンクタンクは清華大学と清華ホールディングスが投資・設立した唯一の中国国有シンクタンクの日本支社。

■モーニングスター <4765> 312円  +35 (+12.6%) 一時ストップ高    本日終値
 18日に発表した「モーニングスター、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
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■阿波製紙 <3896> 349円  +14 (+4.2%)   本日終値
 17日、阿波製紙 <3896> [東証2] が15年3月期の連結経常利益を従来予想の4億円→5.4億円(前期は5.8億円)に35.0%上方修正。減益率が31.2%減→7.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。自動車関連資材の伸び悩みで売上が計画を下回るものの、円安による為替差益や土地売却に伴う売却益9900万円の発生が利益を押し上げる。業績上振れに伴い、従来未定としていた期末一括配当は7円(前期は5円)実施する方針を示した。

■ハードオフ <2674> 1,134円  +36 (+3.3%)   本日終値
 17日、ハードオフ <2674> が15年3月期の連結最終利益を従来予想の11.8億円→13.3億円に12.7%上方修正。1.8%減益予想から一転して10.6%増益を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は8月に続き、2回目。フランチャイズ契約の解約に伴い、解決金3億円を計上することが最終利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を30円→35円(前期は30円)に増額修正した。

■ブロッコリー <2706> 728円  +18 (+2.5%)   本日終値
 17日、ブロッコリー <2706> [JQ]がスマートフォン向けゲームアプリ「うた☆プリアイランド(Android版)」の配信開始予定時期を3月下旬から4月中旬とすると発表したことが買い材料。一時配信を中断していたiOS版は昨年12月31日に配信を再開している。スマートフォンの2大プラットフォームへの提供体制が整うとあって、ユーザー層の拡大による課金収入の成長に期待する買いが向かった。

■アプリックス <3727> 1,696円  +15 (+0.9%)   本日終値
 アプリックス <3727> [東証M]が3日ぶりに反発。日経新聞が18日付で「ソフト開発のアプリックスIPホールディングスは、アップルのスマートフォン(スマホ)の『iPhone(アイフォーン)』と連係して動く家電を試作した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「スマホに音声で話しかけて電源をオンオフできる照明機器や、利用者がそばから離れると回転が止まる扇風機など4種類。年内にも発売する」としており、iPhoneとの連係家電発売による収益への寄与を期待した買いが向かった。

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