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【市況】東京株式(前引け)=円高など逆風に下げ幅広げる 

 10日前引けの日経平均株価は前日比138円安の1万7573円と反落。前場の東証1部の売買高概算は9億5438万株、売買代金概算は9831億円。値上がり銘柄数は771、対して値下がり銘柄数は908、変わらずは182銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、ギリシャの債務問題への警戒感が広がるなか、前日の欧米株市場が総じて安く、運用リスクを回避する売りが優勢となっている。寄り後も日経平均は水準を切り下げ、取引時間中に外国為替市場で円高傾向が強まるなかで、下げ幅は一時160円強に広がった。その後は下げ渋っているものの反発力は弱い。売買代金も前引け時点で1兆円を下回っており、投資家の模様眺めムードを映している。
 個別ではダイキン<6367>が大幅安、ファーストリテ<9983>も軟調。ワタミ<7522>が大幅安、サンケン電<6707>、TOWA<6315>などの下げもきつい。島津製<7701>、西日シ銀<8327>なども売られた。半面、NTT<9432>が東証1部売買代金トップで続伸し異彩を放っている。ファナック<6954>、リクルートHD<6098>も堅調。東急建設<1720>が値を飛ばし、オルトプラス<3672>はストップ高。ヤマダ電<9831>、日写印<7915>も物色人気に。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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