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【材料】インテージホールディングス---第3四半期営業利益は33.8%増、医薬品開発支援事業が営業黒字転換へ


インテージホールディングス<4326>は9日、2015年3月期の第3四半期(14年4-12月)決算を発表。売上高は前年同期比4.3%増の301.36億円、営業利益は同33.8%増の25.69億円、経常利益は同37.8%増の25.32億円、四半期純利益は同3.2倍の29.02億円だった。

「市場調査・コンサルティング事業」では、インテージでSCI(全国個人消費者パネル調査)などの主要パネル調査が好調で増収増益だったほか、「システムソリューション事業」においても受注状況が好調に推移し、増収増益だった。「医薬品開発支援事業」については、アスクレップ社の事業譲渡で売上高は前期より減少したものの、EDC(電子的臨床検査情報収集)システムの受注が好調に推移し、減収増益となった。なお、純利益については、4-6月期にアスクレップ社の譲渡による特別利益29.11億円が発生している。

15年3月期通期の業績については、売上高が前期比3.5%増の440.00億円、営業利益2.7%増の36.00億円、経常利益が同3.5%増の35.00億円、純利益が同76.6%増の29.00億円と、11月6日発表の業績予想値を据え置いている。(同予想数値は、期初予想から営業利益、経常利益、当期純利益を上方修正)

インテージホールディングスは、市場調査最大手のインテージを中心としたグループ企業。独自に収集した各種データ・リサーチノウハウ・データ解析力などを基盤とした「市場調査・コンサルティング事業」、システム開発技術や業界専門性などに裏付けられた独自のシステムサービスを提供する「システムソリューション事業」、CRO(医薬品開発業務受託機関)業務を提供する「医薬品開発支援事業」の3つの事業を展開する。

《AK》

 提供:フィスコ

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