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【市況】増配や株式分割などを発表した企業への短期値幅取り【クロージング】


9日の日経平均は続伸し、63.43円高の17711.93円(出来高概算20億株)で取引を終えている。米雇用統計の結果を受けた円安の流れもあり、シカゴ先物にサヤ寄せする格好での買い先行で始まった。しかし、寄り付き直後につけた17799.49円を高値にその後はじりじりと上げ幅を縮めている。ただし、17700円を下回る局面ではインデックスに絡んだ商いも散見されており、狭いレンジ内でのこう着相場が続いている。

決算を手掛かりとした物色のほか、本日は自動運転関連の一角への物色が目立っていた。ただ、注目されていたミクシィ<2121>は買い先行後は売り込まれる展開となり、25日線での攻防に。売り仕掛け的な動きは想定されていたが、25日線を割り込むまで売られたことで、売り一巡後のリバウンドも狙いづらくなった。しばらくは短期筋の需給に振らされやすい需給状況か。

明日は祝日前となるため短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりやすい。決算等を手掛かりとした物色となろうが、株式分割などを発表する企業が相次いでおり、材料視されやすい。

《KO》

 提供:フィスコ

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