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【材料】省電舎が急反落、15年3月期業績予想を下方修正し最終損益は赤字転落

 省電舎<1711>が急反落。4日の取引終了後、15年3月期の連結業績見通しについて、売上高は35億円(前期比93.5%増)と従来予想を据え置いたものの、営業損益を従来予想の1億円の黒字から収支均衡(前期1400万円の黒字)へ、最終損益を同7800万円の黒字から2億3900万円の赤字(同1600万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。大型太陽光発電設備工事の期ずれが発生したものの、別の太陽光発電設備工事案件を成約することができる見込みとなったため、売上高は従来予想数値を確保できるものの、期ずれが発生した太陽光発電設備工事に比べて、獲得した案件の利益率が低いことや、バイオガスプラント建設工事にかかる為替変動、さらに想定外の最終調整工事などの発生で原価が増加したことが要因としている。
 また同時に、省エネルギー関連事業から撤退し、再生可能エネルギー事業に経営資源を収集させることを発表しており、これに伴う棚卸資産評価損の発生も最終損益の悪化につながった。

省電舎の株価は9時53分現在872円(▼124円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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