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【材料】オンコリスが一時S高、岡山大学が遺伝子改変ウイルス製剤による新治療法を開発

 オンコリスバイオファーマ<4588>が急反発、一時前日比150円高の878円ストップ高まで上げ幅を広げた。
 この日、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器外科学分野の研究グループが、がん細胞を選択的に殺傷する遺伝子改変ウイルス製剤「テロメライシン」を用い、消化器がんのリンパ節転移を低侵襲的に完全に消去する新しい治療法を開発、マウスで効果を実証したと発表した。
 テロメライシンはがん細胞中で特異的に増殖してがん細胞を破壊するウイルス製剤で、同社は米国で実施したがん患者への臨床試験で、投与部位での腫瘍縮小効果などの有効性を確認している。今回の研究成果から、テロメライシンを内視鏡切除の際に同時に使用することで、外科切除を回避して胃や大腸の臓器を温存、治療後の患者の生活の質(QOL)を高く保つことが可能になり、今後の臨床応用に期待が高まっている。

オンコリスの株価は10時27分現在765円(△37円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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