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【市況】26日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、政策関連銘柄が買われる


26日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前営業日比31.42ポイント高(+0.94%)の3383.18ポイントと5日続伸した。引値ベースで約5年半ぶりの高値水準を切り上げる。上海A株指数は32.98ポイント高(+0.94%)の3545.41ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.36ポイント高(+0.46%)の294.44ポイント、深センB株指数が0.37ポイント安(-0.03%)の1073.74ポイントで引けた。

利食い売りをこなし買われる展開。指数は先週末までの4日続伸で7%超の上昇を記録していたため、朝方はいったん利益を確定する売りがみられたものの、次第に買いが優勢となる。京津冀(北京・天津・河北省)エリアの発展綱要が上程されたとこの日に報じられるなど、政策期待が相場を支えた。

政策で恩恵を受けやすい業種の上げが目立つ。インフラ関連株や運輸関連株、発電設備株などが物色された。ビル建設の上海建工(600170/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇し、鉄道車両メーカーの中国北車(601299/SH)が2.9%高、上海電気集団(601727/SH)が5.1%高と買い進まれている。このほか、ITハイテク関連株や医薬関連株、不動産株なども高い。

半面、銀行や保険、証券の金融株はさえない。中国銀行(601988/SH)が1.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.6%安、中信証券(600030/SH)が2.0%安で引けた。

《KO》

 提供:フィスコ

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