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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):レーザーテク、カブコム、日揮、ナノキャリア

■レーザーテック <6920> 1,432円  +162 (+12.8%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率3位
 23日、レーザーテク <6920> が15年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の5億円→17.7億円に3.6倍上方修正。一転して92.5%増益見通しとなったことが買い材料。円安による収益押し上げ効果や製品売上の前倒しで、売上が計画を上回ったことが寄与。売上構成の良化や固定費の抑制、輸出採算の向上も利益を大きく押し上げた。

■カブドットコム証券 <8703> 640円  +46 (+7.7%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 23日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は6%増益、未定だった今期配当は5円増配」が好感された。
 カブコム <8703> が1月23日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比20.3%減の72.4億円に減ったが、直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比5.7%増の29.2億円に伸びた。同時に、従来未定としていた期末一括配当は23円(前期は18円)実施する方針とした。
  ⇒⇒カブドットコム証券の詳しい業績推移表を見る

■日揮 <1963> 2,433円  +48 (+2.0%)   本日終値
 日揮 <1963> が3日続伸。日経新聞が26日付で「日揮はマレーシアで世界最大級の液化天然ガス(LNG)出荷設備を受注した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「受注額は600億円。エネルギー価格は下落しているものの、日本などのエネルギー需要は堅調に推移している」という。今年にも着工し17~18年の完工を目指すとしており、将来的な業績への寄与に期待した買いが向かった。

■ナノキャリア <4571> 1,309円  +20 (+1.6%)   本日終値
 23日、ナノキャリア <4571> [東証M]が東京都中央区に東京オフィスを開設すると発表したことが買い材料視された。営業開始は15年3月を予定。企業間や規制当局など外部との接触の機会が増加していることや、人材の確保が順調に進んでいるとして化粧品事業の発足などから今後も人員増加が見込まれることが理由。今期や来期以降の業績への影響は軽微としているが、本日は買いが優勢となった。

■ユーグレナ <2931> 1,625円  +14 (+0.9%)   本日終値
 23日、ユーグレナ <2931> [東証M]が中国の上海に子会社を設立すると発表したことが買い材料視された。台湾系企業との合弁で、同社の出資比率は70%。微細藻類ユーグレナを使用した自社製品の販売やOEM 販売を行う予定。同社では13年11月に中国で微細藻類ユーグレナの食品登録許可を取得したことを受け、子会社設立の準備を進めていた。

■大王製紙 <3880> 981円  +6 (+0.6%)   本日終値
 大王紙 <3880> が反発。日経新聞が24日付で、「大王製紙の2014年4~12月期は、連結経常利益が前年同期比7割増の120億円前後になったようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「国内外で紙おむつの販売が好調。中国など海外での現地生産が本格化したことも利益率改善に寄与し、紙おむつを主力とする家庭紙事業(ホーム&パーソナルケア事業)の利益を押し上げた」という。2月10日発表予定の第3四半期決算発表を控え、好業績を期待する買いが向かった。

■日野自動車 <7205> 1,697円  -35 (-2.0%)   本日終値
 日野自 <7205> が反落。前週末23日に2013年5月以来の高値を付けた上、24日付けの日本経済新聞朝刊が、「日野自は2016年中を目指していた古河工場(茨城県)の本格稼働が遅れることを明らかにした」と報じたことが嫌気されているようだ。人手不足や資材価格の高騰などに伴い建設コストが増加、工期遅れが響き稼働は17年にずれ込むと見られると伝えた。同社は新古河工場を大・中型トラックなどを生産する中核拠点と位置付け、従来の日野工場から機能を順次移す計画。ただ、工場内の車両組立て工場は15年中に始まる見通しで、「会社側は本格稼働がずれ込んでも、中期的な生産計画は変更しないという」とも報じている。

■ダイハツ工業 <7262> 1,552円  -6 (-0.4%)   本日終値
 ダイハツ <7262> が3日ぶりに反落。日経新聞が25日付で「ダイハツ工業の2014年4~12月期の連結営業利益は、前年同期比約5割減の500億円強となったようだ」と報じたことが嫌気された。報道によると「主力の軽自動車で販売促進費がかさんだほか、新型車の開発費も重荷となった」という。昨年12月に全面改良した「ムーヴ」などの販促費が重く、コストの増加をカバーできなかったとしている。今期業績見通しは従来計画を据え置くとみられているが、市場では報道を嫌気した売りが優勢となった。

■AGS <3648> 1,099円  +150 (+15.8%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 AGS <3648> がストップ高。日刊工業新聞が26日付で「AGSはウェブサイトの改ざんを瞬時に検知し、改ざんとほぼ同時にサイトを修復するサービス『WebARGUS(ウェブアルゴス)』を27日から始める」と報じたことが買い材料視された。ウェブアルゴスは、ウェブサーバーのファイル変更などを常時監視し、改ざん検知時にはメール通知に加え、瞬時に改ざん前の状態に復旧する。加えて、証拠保全のため改ざんされたファイルを退避する機能も備えるという。サイバー攻撃の脅威が高まる中、サイト改ざんのリスクを減らし、ウイルス感染などの被害拡大を防ぐサービスとして需要拡大に期待する買いが向かった。

■大東港運 <9367> 329円  +34 (+11.5%)   本日終値
  23日、大東港運 <9367> [JQ]が株主優待制度を導入すると発表したことが買い材料。 3月末に1000株以上保有の株主を対象に、クオカード3000円分を贈呈する。

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