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【市況】日本株見通し:ギリシャは急進左派連合が圧勝、欧米動向を見極めたいとの動き


26日の東京市場は様子見ムードの強い相場展開になりそうだ。23日の米国市場では欧州中銀(ECB)の量的緩和決定を受けた買いが一巡し、利益確定の売りが先行。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の17410円だった。まずは、これにサヤ寄せする格好からの相場展開になりそうだ。

また、25日に行われたギリシャ総選挙結果は、緊縮財政に反対する急進左派連合が圧勝した。これを受けてユーロ相場は一時、1ユーロ130円台に突入している。織り込み済との見方もありそうだが、この結果を受けた欧米市場の動向を見極めたいとする模様眺めにつながりそうである。

そのほか、今週は主要企業の決算発表が本格化するほか、通常国会が召集される。そのため、国内要因での物色に向かいやすいと考えられる。日経平均は先週の上昇で17500円を回復し、大発会の高値水準まで戻してきている。今年の高値水準回復で戻り売りなども意識されやすい一方、スタンスとしては仕切り直しのタイミングとして意識されてくる。

利食い先行となるなかで下値を固めつつ、国内の決算や政策期待などを背景に底堅さを見せられるかが注目される。

《TN》

 提供:フィスコ

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