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【市況】週末終値で13週線突破なら調整一巡感も【クロージング】


22日の日経平均は反発し、48.54円高の17329.02円(出来高概算19億7000万株)で取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が各月500億ユーロの量的緩和(QE)を提案するとの観測報道を受けた海外市場の上昇の流れを引き継ぎ、上昇して始まった。しかし、ECB理事会を控えて結果を見極めたいとの模様眺めムードも強く、その後は前日終値を挟んでのこう着をみせている。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めているが、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>など指数インパクトの大きい銘柄が日経平均を下支えしており、小幅ながらプラスをキープ。規模別指数では大型株指数のみがプラスだった。 明日はECB理事会の結果を受けた欧米市場の反応が手掛かり材料になるだろう。量的緩和に踏み切るのは確実視されているが、サプライズ感が出てくるようだと、ギャップ・アップをみせてきそうだ。とはいえ、週末にはギリシャ総選挙が控えていることもあり、積極的には手掛けづらいところか。

日経平均は25日線を支持線として機能させつつあり、13週線を捉えてきている。明日の終値で13週線を上回ることが出来れば、年初からの調整一巡感が一段と強まりそうである。物色については決算が本格化してくることから、業績を手掛かりとした個別対応に。その他、インバウンド関連などへの物色も依然として活発であり、個人主体の売買が続きそうではある。

《KO》

 提供:フィスコ

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