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【市況】日経平均は反発、重要イベント控え方向感欠く展開に/相場概況


日経平均は反発。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策への期待などから21日の欧米株式市場が上昇した流れを受けて、朝方は一時前日比75.26円高の17355.74円まで上昇する場面があった。ただ、積極的な上値追いの動きは限定的で、その後同51.27円安の17229.21円まで下落。欧州中央銀行(ECB)定例理事会が控えているほか、週末にはギリシャの総選挙が予定されており、前日終値を挟んで方向感に欠ける展開となった。

大引けの日経平均は前日比48.54円高の17329.02円となった。東証1部の売買高は19億7108万株、売買代金は2兆507億円だった。業種別では、石油・石炭製品、パルプ・紙、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、ゴム製品、サービス業、水産・農林業が下落率上位だった。

個別では、ソニー<6758>、ファナック<6954>、三井住友<8316>、KDDI<9433>、JT<2914>などが堅調。ソフトバンク<9984>やNTT<9432>は3%前後の上昇。JDI<6740>、スクエニHD<9684>も上昇が目立った。また、DMG森精機<6141>、ドリームI<4310>、アニコム HD<8715>などが東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、富士重<7270>、ブリヂス<5108>などが軟調。OLC<4661>は5%安と下げが目立った。また、フュージョン<4845>、システムインテ<3826>、三住建設<1821>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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