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【材料】テクノスジャパン---早大とのビッグデータ研究でデータ解析モデル実証が進行中


テクノスジャパン<3666>は7日、関連会社のテクノスデータサイエンス・マーケティング社(以下:TDSM)と早稲田大学との共同研究で進めているビッグデータ研究プロジェクトについて、中間報告を発表。政府とのデータドリブンイノベーションの実現を視野に、データ解析モデル実証を進めていることを報告した。

同社グループは、早稲田大学と2013年12月に連携し、ビッグデータを活用したマーケティング分野での研究を開始。TDSMの持つデータ解析ノウハウや企業の購買データを活用しながら、消費者行動モデルの構築や効果的なマーケティング・広告手法の確立を目指している。14年4月には共同研究の第1弾として、クラシエHD(旧カネボウ)の商品ブランド価値向上を目的に、消費者行動や購買心理の分析を行う研究プロジェクトを開始した。

現在は、クラシエHDのデータに加え、国内有数のドラッグストアが持つ販売データや、米国NetBase社のソーシャルメディア分析からの大量の未来データなど、新たに異業種間のデータ連携を拡大させたデータ解析モデルを実証検証している。今後は具体的研究を数ヶ月続け、解析モデルの完成に仕上げていく予定。

テクノスジャパンは、企業へのERP(基幹業務システム)パッケージの導入支援が主力だが、新事業でデータ解析ビジネスを第2の主軸に推進中。13年10月にテクノスデータサイエンス・マーケティング社を設立し、データサイエンティスト40名ほどを擁する。同社は、政府のビッグデータ活用による産業振興志向から政策面での追い風が期待できるとみており、政府とのデータドリブンイノベーションの実現を目指している。

《TM》

 提供:フィスコ

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