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【市況】東京株式(寄り付き)=欧米株大幅安も押し目買い優勢

 15日の東京株式市場は買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比76円高の1万6872円と反発。前日の欧米株市場が軒並み大きく下げており、これを受けて引き続きリスク回避ムードが強いが、WTI原油先物価格が急反発するなど足もと原油市況は下げ一服となっていることや、目先は為替市場でも円安傾向に振れており押し目買い優勢となった。世界銀行が15~16年の世界経済見通しを引き下げるなど世界景気の先行き不透明感が高まっている。頼みの綱の米国でも昨年12月の小売売上高が市場コンセンサスを大きく下回ったことで景気に対する警戒感が浮上、NYダウは186ドル安と4日続落、一時は350ドル近い下げをみせた。ただ、東証1部の騰落レシオは前日時点で84.4%まで下がっており、売られ過ぎの目安とされる80%ラインが近づいていることから、目先はリバウンド狙いの買いも呼び込みやすくなっている。また、前日と前々日2日続けて日銀がETFを341億円購入するなど政策買いの動きが投資家心理を支える。寄り付き時点で業種別には33業種中、不動産、保険、証券を除き高い。値上がり上位に鉱業、ゴム製品、その他製品、電力ガス、陸運など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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