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【特集】ビジネス・ブレークスルー Research Memo(4):自社開発の遠隔教育システムでいつでもどこでも受講が可能


■事業概要

(3)サービスの特徴・強み

ビジネス・ブレークスルー<2464>の遠隔型教育サービスの特徴、強みは以下の3点に纏めることができる。

まず、第1の強みとしては圧倒的なコンテンツ量にある。前述したように同社は自社制作で9,000時間超のコンテンツを有しており、ビジネススクール型の教育サービスとしては、講師陣も含めて国内で圧倒的な量と質を誇っていると言える。なお、制作コストは大手放送会社の制作コストと比べると圧倒的に低いコストで制作されていることも特徴だ。本社ビル内に自社スタジオを2つ有することにより、制作コストの低減を実現している。

第2の強みとしては、自社開発した遠隔教育システム「AirCampusR」にある。同システムでは、映像による講義を視聴したかどうかを認証する視聴認証システム(ビジネスモデル特許取得)、理解度を確認するテスト、修了レポート等の提出、成績管理を含めた履修状況を管理する履修管理システム、さらにはクライアントベースで実装されるディスカッション機能、掲示板機能等の様々な機能を有している。また、デバイスはPCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末にも対応し、いつでもどこにいても受講できるのが特徴となっている。

第3の強みとしては、過去の実績によって蓄積された教務ノウハウにある。同社は2001年にオーストラリアのボンド大学と提携し、共同プログラムを運営するなど、既にMBA取得プログラムでは10年以上のノウハウを蓄積している。「Bond?BBT MBA」「BBT大学大学院」の卒業生は1,500人を超え、在校生は約800名となっており、日本では最大級の規模となる。ビジネススクールとしては慶應義塾大学や早稲田大学などが国内で有名だが、遠隔型のビジネススクールとして他の追随を許さない。また、起業家を養成する「アタッカーズ・ビジネススクール」では累計約7,500人の受講生に対して、卒業後の起業社数は約750社(2011年末時点)にのぼり、mixi(ミクシィ<2121>)やケンコーコム<3325>、アイスタイル<3660>など株式上場を果たした企業も輩出している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《FA》

 提供:フィスコ

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