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【市況】日経平均は大幅続落、大引けにかけて下げ幅拡大し17500円割れ/相場概況


日経平均は大幅続落。ギリシャ議会にて第3回投票でも次期大統領が選出できず、解散・総選挙が決まったことから債務危機再燃への警戒感が台頭。日経平均は売り先行でスタートし、前場は17600円を挟んだ水準でのもみ合いが続いた。見送りムードが強まっていたなか、先物へ断続的に売りが入ったことから後場に入ると下げ幅を拡大。一時下げ渋る場面も見られたが、大引けにかけて改めて売りが強まり17500円台を割って取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比279.07円安の17450.77円となった。東証1部の売買高は16億6698万株、売買代金は1兆6172億円だった。業種別では、精密機械、証券、電気機器が下落率上位だった。一方、上昇したのは繊維製品、空運業の2業種のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>、東電力<9501>など売買代金上位銘柄は全般軟調。ソニー<6758>は3.5%安と下げが目立った。また、TASAKI<7968>、エアーテック<6291>、ドリームI<4310>などが東証1部下落率上位となった。一方、マーベラス<7844>や三住建設<1821>は堅調。東レ<3402>は独BMWに炭素繊維を供給すると報じられ3%超の上昇。また、OCHI・HD<3166>、一正蒲鉾<2904>、ジンズメイト<7448>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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