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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ワイヤレスG、トヨタ紡織、ユニプレス、ディップ

■ワイヤレスゲート <9419> 3,160円  +300 (+10.5%)   本日終値
 18日に発表した「訪日外国人向けSIMカードを販売」が買い材料。
 訪日外国人向けにLTE、3G、Wi-Fiが利用できるプリペイド型SIMカードを販売。販売チャネル毎に料金・サービス内容がカスタマイズ可能。

■トヨタ紡織 <3116> 1,531円  +85 (+5.9%)   本日終値
 トヨタ紡織 <3116> が大幅続伸。日経新聞が19日付で「トヨタ自動車グループのアイシン精機、トヨタ紡織、シロキ工業、トヨタ車体は乗用車向けシート事業を統合する方針を固めた」と報じたことが買い材料視された。報道によると、受注競争が激化する中、16年にも各社が手掛けるシートの生産を世界シェア3位の同社に集約し、再編により競争力を高める。世界シェア1、2位のジョンソン・コントロールズ、リアの米2強を追撃する体制を整えるとあって、企業体質の強化による収益拡大に期待する買いが向かった。

■ユニプレス <5949> 2,026円  +81 (+4.2%)   本日終値
 ユニプレス <5949> が大幅続伸。日経産業新聞が19日付で「自動車向けプレス部品大手のユニプレスは米国での生産体制を再編する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ホンダ系部品メーカーの八千代工業から買収したアラバマ州の工場に、米国でのホンダ向けプレス部品の生産を移管する」という。アラバマ工場でホンダ向け部品を集中生産することで、品質管理を徹底して運送コストの削減につなげるとしており、生産効率化による収益拡大を期待した買いが向かった。

■ディップ <2379> 4,760円  +145 (+3.1%)   本日終値
 ディップ <2379> が大幅続伸。日経新聞が19日付で「ディップの2015年2月期は単独営業利益が前期比約2.3倍の40億円程度となる見通しだ。従来予想(76%増の30億円)を上回り、2期連続で過去最高を更新する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、景気回復に伴いアルバイトや派遣従業員の求人広告出稿が伸び、売上高が53%増の200億円程度(従来予想は172億円)に上振れるという。また、配当は60円程度(前期は東証1部上場記念配5円を含む23円)と従来計画を15円上積みする見通しとしている。報道を受けて、15年1月9日の決算発表を睨み、業績上方修正を期待する先回り買いが向かった。

■クミアイ化学工業 <4996> 749円  +21 (+2.9%)   本日終値
 18日、クミアイ化 <4996> が決算を発表。14年10月期の連結経常利益は前の期比27.3%増の42.9億円になり、従来予想の38億円を上回って着地。続く15年10月期も14.2%増の49億円に伸び、35期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は国内で水稲用箱処理剤や園芸用殺菌剤などの販売が伸び、10.2%の増収を見込む。米国を中心とした畑作用除草剤の好調継続なども増益に貢献する。業績好調に伴い、前期配当を6円→7円(前の期は6円)に増額し、今期も7円を継続する方針とした。

■UBIC <2158> 749円  +100 (+15.4%) ストップ高    本日終値
 18日、UBIC <2158> [東証M]がトヨタ <7203> の車両開発の一翼を担うトヨタテクニカルディベロップメントと人工知能を用いた知的財産評価ツールを共同開発すると発表したことが買い材料。自動車では電子制御技術など研究開発分野が従来の範囲を超えて著しく拡大。安全性能や低燃費技術、次世代モビリティに向けた研究開発などに鎬が削られており、新技術の権利化に向けた特許調査は人海戦術に頼らざる得ない状況にあった。両社は同社のビッグデータ解析を人工知能を活用した知的財産評価ツール「知財 VDS(バーチャルデータサイエンティスト)」を開発し、専門家の判断、特に卓越した暗黙知を暗黙知のまま学んで解析を行うことを可能とする。これを特許評価業務に導入することで、評価に要する時間の短縮化など大幅な業務効率化の実現を目指す。

■エーワン精密 <6156> 3,410円  +195 (+6.1%)   本日終値
 18日、エーワン精密 <6156> [JQ]が発行済み株式総数の23.3%にあたる35万株(金額で10億0800万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことが買い手掛かり。買い付け価格は前日終値を12.9%下回る2800円。同社株を41.15%保有する筆頭株主の致知(同社の梅原勝彦取締役相談役が代表取締役を務める資産管理会社)が保有株の一部を売却する意向を示したことに対応する。公開買い付け期間は19日から15年1月26日まで。

■佐鳥電機 <7420> 777円  +38 (+5.1%)   本日終値
 18日、佐鳥電機 <7420> が15年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の6.5億円→13.9億円に2.1倍上方修正。従来の21.3%減益予想から一転して68.3%増益見通しとなったことが買い材料。モバイル端末用メモリや通信基地局用電子部品の販売が想定より伸びたことが寄与。円安による為替差益が6.3億円発生したことも利益を大きく押し上げた。上期増額分を下回る形で、通期の同利益も従来予想の16.2億円→21億円に29.6%上方修正。増益率が1.3%増→31.3%増に拡大する見通しとなった。前日終値ベースの予想PERが10.8倍→8.8倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■TYK <5363> 217円  +9 (+4.3%)   本日終値
 18日、TYK <5363> が株主優待制度を導入すると発表したことが買い材料。同社の投資魅力を高め、中長期保有を目的に3月31日現在の1000株(1単元)以上を保有する株主を対象にQUO(クオ)カード1000円分を贈呈する。

■SPK <7466> 2,037円  +22 (+1.1%)   本日終値
 18日、SPK <7466> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.35%にあたる7万株(金額で1億6765万円)を上限に、19日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は18日終値2015円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

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