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【市況】11月28日のNY為替・原油概況


28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、118円25銭から118円76銭まで上昇
し、118円70銭で引けた。石油輸出国機構(OPEC)の減産見送りによる原油安が、米経
済にプラスとの見方からドル買いが優勢になった。一方、NYダウが一時65ドル高とな
っていたことや、日本の全国消費者物価コア指数の伸び鈍化で日銀の追加緩和期待も
あり、円売りも強まった。


ユーロ・ドルは、1.2490ドルから1.2427ドルまで下落した。ユーロ圏・11月消費者
物価速報値の伸びが鈍化したことで、ユーロ売りが優勢になった。ユーロ・円は147
円97銭まで上昇後、147円51銭まで下落した。


ポンド・ドルは、1.5705ドルから1.5614ドルまで下落し、ドル・スイスフランは、
0.9621フランから0.9667フランまで上昇した。


28日のNY原油先物は続落。69.59ドルから65.87ドルまで下落した。石油輸出国機構
(OPEC)が27日に開催した総会で、日量3000万バレルとしている生産目標を据え置くこ
とに決定。減産見送りショックから、原油売りが急速に強まった。


NY通常取引は現地時間午後1時30分で終了。その後の時間外取引では一時65.69ドル
まで下落している。引けは、前日比7.54ドル安の66.15ドル。

【経済指標】
・カナダ・7-9月期GDP:前期比年率+2.8%(予想:+2.1%、4-6月期:+3.6%
←+3.1%)
・カナダ・9月GDP:前月比+0.4%(予想:+0.4%、8月:-0.1%)
・南ア・10月貿易収支:-213億ランド(予想:-63億ランド、9月:-30億ランド)
・南ア・10月財政収支:-293億ランド(予想:-250億ランド、9月:-53.6億ランド)
・ブラジル・7-9月期GDP:前期比+0.1%(予想:+0.2%、4-6月期:-0.6%)

【要人発言】
・特になし

《KK》

 提供:フィスコ

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