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【特集】伊藤智洋の「日経平均株価・短期シナリオ」イッキ読み!(11月17日-21日)


【11月17日(月)】 16973.80(前日比 -517.03 、 -2.96% )

◆17日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、4日の高値1万7127円が強く意識されているなら、高値を超えていられる日柄が3営業日程度で終わると考えられます。

 4日以降、すでに勢いの強い上昇の流れが終息していて、4日以降のジグザグが4日までの人気の余韻に過ぎないなら、本日の価格は1万7127円以下へ下げるはずです。

 そうなる場合、目先は一気に(1~3営業日で)10日の安値1万6713円以下へ下げると考えられます。

 本日の価格が上昇する場合、現在が極端に勢いの強い上げ場面であり、その最終段階へ入っている可能性が出てきます。それは、12月末から1月上旬につける予定の高値を先に取りに行く動きという見方ができます。目先は一気に1万8000円以上へ上げるという見方ができます。

 本日の寄り付き値が上放れるか否かが、どちらの展開になるかのカギとなります。


【11月18日(火)】 17344.06(前日比 +370.26、+2.18%)

◆18日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、昨日の価格が下げたことで、10月17日以降の勢いの強い上げがいったん終息したという見方が有力となりました。

 10月17日以降のような極端に勢いの強い上げは、短期的に到達できる値位置を一気に取りに行く動きです。このような動きが終わると、戻り高値1万7400円を大きく上回る余力を残していない(目標達成で積極的に買う側があらわれない)ため、価格は、しばし(少なくとも2週間、通常1ヵ月程度かそれ以上)上値重く推移することになります。

 調整の仕方は、一定のレンジでの保ち合いか、ジグザグに日柄をかけて下値を切り下げるかのどちらかです。動き方によって、調整の下値の目安が変わります。

 目先は、11月10日の安値1万6713円程度まで一気に下げた後、1万7000円以上へ反発して上値を抑えられ、短期の天井型を形成する展開になると考えられますが、本日の価格が反発するなら、明日以降の下げで、1万6713円が支持にならない可能性が出てきます。


【11月19日(水)】 17288.75(前日比 -55.31、-0.32%)

◆19日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、14日の高値1万7520円が強い抵抗になって、10月17日からの上げ幅全体の修正場面へ入っているなら、本日の価格が14日の終値1万7490円を前に上値を抑えられて、寄り付き後、すぐに下値を試す流れへ入ると考えられます。


【11月20(木)】 17300.86(前日比 +12.11、+0.07%)

◆20日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、11月14日の高値1万7520円が強い抵抗になっているなら、本日が昨日の高値1万7472円を前に上値を抑えられて、その後、下げの流れへ入ると考えられます。

 本日が上昇して1万7520円を突破した場合でも、その一段高は、上値重い、下値堅い状況でもみ合っているだけの動きだと見ておいてください。


【11月21日(金)】 17357.51(前日比 +56.65、+0.33%)

◆21日朝の伊藤智洋コメント◆

 日経平均株価は、本日の寄り付き値が前日の終値比マイナスで始まるなら、1万7472円が強い抵抗になって、現在が上げ幅全体の調整場面へ入っていることを示します。

 そうなると、今後の価格は12月中旬頃までの期間で、1万6000円の節目を目指すと考えられます。

情報提供:パワートレンド=Power Trend
(「株探」編集部)

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