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【市況】【今週の早わかり株式市況】 5週ぶりに反落、予想外のGDPを機に過熱感から調整


 今週の株式市場は、7-9月期のGDPが予想外にマイナス成長だったことがネガティブ・サプライズとなり、日経平均が一時1万7000台割れまで売り込まれ急落してスタート。翌日は押し目買いが入り急反発したものの、その後は円安が進行したにもかかわらず伸び悩む展開となった。週末は前場こそ軟調だったが、後場に日銀のETF買い入れ期待が急浮上し先回り買いが入り急速に値を戻して2日続伸となった。

 日経平均は前週比133円(0.76%)安の1万7357円と5週ぶりに反落して取引を終えた。週間の振れ幅は565円と前週の807円から大幅に縮小した。

◆マーケット・トレンド(11月17日~11月21日)

【↓】 11月17日(月)―― 予想外のGDPでショック安、5日ぶりに大幅反落
 日経平均 16973.80( -517.03)  売買高28億8971万株 売買代金 2兆8601億円

【↑】 11月18日(火)―― 大幅反発、前日517円安の7割を戻す
 日経平均 17344.06( +370.26)  売買高25億6268万株 売買代金 2兆5331億円

【↓】 11月19日(水)―― 材料出尽くしで利食い売り、反落
 日経平均 17288.75( -55.31)  売買高27億6657万株 売買代金 2兆5939億円

【↑】 11月20日(木)―― 118円台後半の円安を支えに小反発も、上値は重い
 日経平均 17300.86( +12.11)  売買高24億5324万株 売買代金 2兆2439億円

【↑】 11月21日(金)―― 続伸、日銀のETF買い期待で終盤浮上
 日経平均 17357.51( +56.65)  売買高25億1705万株 売買代金 2兆4958億円

◆セクター・トレンド(11月17日~11月21日)

(1)東レ <3402> が牽引役に繊維株が続急伸
(2)日水 <1332> など水産、明治HD <2269> など食品株が買われた
(3)円安でトヨタ <7203> など自動車、キヤノン <7751> など電機といった輸出株は堅調
(4)国際石開帝石 <1605> など鉱業といった原油関連に買い戻し
(5)三井不 <8801> 、菱地所 <8802> など不動産株は売られた
(6)オリックス <8591> など他金融、野村 <8604> など証券といった金融株は軟調

(「株探」編集部)

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