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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):サンゲツ、ホシデン、ダイヘン、ニッタ

■サンゲツ <8130> 3,205円  +502 (+18.6%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 7日、サンゲツ <8130> が中期的な資本政策で17年3月期までの3年間で最終利益の100%以上を配当や自社株買いで株主に配分すると発表したことが買い材料。当面の株主還元として、14年度下期より最短3年間、最長5年間で自己資本金額を14年3月末比100億円~200億円の圧縮を目指すともに、中長期的に株主に対するリターンが向上するよう機動的に自己株式の取得、増配を検討し、実行するという。同時に発行済み株式数(自社株を除く)の2.88%にあたる110万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。

■ホシデン <6804> 653円  +57 (+9.6%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 7日、ホシデン <6804> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.54%にあたる300万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は14年11月10日から15年1月30日まで。同時に15年3月期の連結営業損益を従来予想の30億円の黒字→8億円の赤字(前期は0.5億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったが、特に売り材料視はされなかった。

■ダイヘン <6622> 448円  +34 (+8.2%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 7日に決算を発表。「今期経常を14%上方修正」が好感された。
 ダイヘン <6622> が11月7日大引け後(15:40)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比11.7%増の30.2億円に伸びた。
  ⇒⇒ダイヘンの詳しい業績推移表を見る

■ニッタ <5186> 2,726円  +188 (+7.4%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 7日に決算を発表。「今期経常を6%上方修正・7期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 ニッタ <5186> が11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比21.8%増の45.6億円に伸び、従来予想の38億円を上回って着地。
  ⇒⇒ニッタの詳しい業績推移表を見る

■新日本電工 <5563> 299円  +20 (+7.2%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 7日に決算を発表。「今期最終を一転4.4倍増益に上方修正」が好感された。
 新日本電工 <5563> が11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。14年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比7.0倍の103億円に急拡大した。
  ⇒⇒新日本電工の詳しい業績推移表を見る

■不二製油 <2607> 1,842円  +100 (+5.7%)   本日終値
 7日に決算を発表。「上期経常は一転微増益で上振れ着地」が好感された。
 不二油 <2607> が11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比0.5%増の64億円となり、従来の9.0%減益予想から一転して増益で着地。
  ⇒⇒不二製油の詳しい業績推移表を見る

■福山通運 <9075> 592円  +32 (+5.7%)   本日終値
 7日に決算を発表。「今期経常を14%上方修正」が好感された。
 福山運 <9075> が11月7日大引け後(15:20)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比0.9%増の59.9億円となり、従来の24.2%減益予想から一転して増益で着地。
  ⇒⇒福山通運の詳しい業績推移表を見る

■日鉄住金物産 <9810> 424円  +22 (+5.5%)   本日終値
 7日に決算を発表。「今期経常を3%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 日鉄住金物 <9810> が11月7日大引け後(15:40)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の134億円に急拡大した。
  ⇒⇒日鉄住金物産の詳しい業績推移表を見る

■ASB機械 <6284> 2,481円  +73 (+3.0%)   本日終値
 7日、ASB機械 <6284> が14年9月期の連結経常利益を従来予想の37億円→48.6億円に31.5%上方修正。従来の8.5%減益予想から一転して20.4%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。欧米を中心に主力のペットボトル成形機の販売が堅調に推移する中、円安による為替差益の発生が利益を押し上げた。業績上振れに伴い、期末一括配当を30円→40円(前の期は40円)に増額修正。前日終値ベースの予想PERが16.1倍→12.0倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■常和ホールディングス <3258> 3,350円  -320 (-8.7%)   本日終値  東証1部 下落率6位
 7日、常和HD <3258> が287万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う43万株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の約20%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は17日から20日までのいずれかの日に決定。最大で約119億円の調達資金は、物件の取得資金の一部に充てる。

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