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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):矢作建、関電工、太平洋工、邦チタ

■矢作建設工業 <1870> 811円  +97 (+13.6%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 29日、矢作建 <1870> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の56億円→65億円に16.1%上方修正し、一転して1.5%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。一般建築工事の受注が当初の想定を上回り、施工も順調に進捗していることによる増収効果に加え、建築工事全般での採算性が向上していることが寄与する。

■関電工 <1942> 578円  +66 (+12.9%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 29日に決算を発表。「上期経常は一転8%増益で上振れ着地」が好感された。
 関電工 <1942> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.6%増の49.5億円に伸び、従来の11.0%減益予想から一転して増益で着地。
  ⇒⇒関電工の詳しい業績推移表を見る

■太平洋工業 <7250> 824円  +64 (+8.4%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 29日に決算を発表。「今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
  ⇒⇒太平洋工業の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「中計、18年度に連結売上高1100億円目標」も買い材料。
 中期計画を策定。18年度に連結売上高1100億円、連結経常利益率8%台を目標。

■東邦チタニウム <5727> 685円  +44 (+6.9%)   本日終値
 29日、邦チタ <5727> が15年3月期の連結経常損益を従来予想の45億円の赤字→31億円の赤字に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなったことが買い材料。販売構成、為替の円安、コスト改善などにより赤字幅が縮小する。

■キーエンス <6861> 50,360円  +2,745 (+5.8%)   本日終値
 29日、キーエンス <6861> が決算を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比30.6%増の870億円に拡大して着地したことが買い材料。4-9月期としては3年連続で過去最高益を更新した。FAセンサーが自動車、半導体など幅広い分野で大きく伸び、23.1%の大幅増収を達成した。為替差益の計上など円安効果も利益を押し上げた。7-9月期(2Q)の同利益も30.7%増の493億円と伸び、四半期ベースの過去最高益を4四半期ぶりに大幅に更新した。業績好調に伴い、年間配当を60円→200円(前期は60円)に大幅増額修正した。

■ルネサス <6723> 836円  +43 (+5.4%)   本日終値
 29日に決算を発表。「上期経常は3.5倍増益で上振れ着地」が好感された。
 ルネサス <6723> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の490億円に急拡大し、従来予想の410億円を上回って着地。
  ⇒⇒ルネサスの詳しい業績推移表を見る

■東洋鋼鈑 <5453> 608円  +30 (+5.2%)   本日終値
 29日に決算を発表。「上期経常は79%増益で上振れ着地」が好感された。
 洋鋼鈑 <5453> が10月29日大引け後(16:30)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比79.1%増の42.3億円に拡大し、従来予想の34億円を上回って着地。
  ⇒⇒東洋鋼鈑の詳しい業績推移表を見る

■ミスミグループ本社 <9962> 3,285円  +160 (+5.1%)   本日終値
 29日、ミスミG <9962> が決算を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比23.6%増の121億円に伸び、従来予想の98.5億円を上回って着地したことが買い材料。国内・中国で自動車やスマートフォン関連の需要が好調だったFA事業が収益を牽引した。金型部品事業が伸びたことも増益に貢献した。上期好調に伴い、通期の同利益を従来予想の205億円→229億円に11.7%上方修正。増益率が6.9%増→19.5%増に拡大し、2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。また、業績上振れに伴い、年間配当も33.85円→37.84円(前期は32.16円)に増額修正した。

■中電工 <1941> 1,760円  +62 (+3.7%)   本日終値
 29日、中電工 <1941> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の84億円→124億円に47.6%上方修正。減益率が53.0%減→30.6%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。太陽光発電設備工事を中心に受注が好調で、売上が計画を上回ることが寄与。工事採算の改善や投資有価証券償還益の計上も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、年間配当を27円→32円(前期は30円)に増額修正した。

■三井住友建設 <1821> 132円  +4 (+3.1%)   本日終値
 29日、三井住友建設 <1821> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の18億円→39.5億円に2.2倍上方修正。従来の29.5%減益予想から一転して54.6%増益見通しとなったことが買い材料。上期としては開示されている00年9月上期以降の最高益(25.5億円)を大幅に更新した。手持ち工事の順調な進捗もあって、完成工事総利益が想定を上回ったことが寄与。円安による為替差益の発生も上振れに大きく貢献した。

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