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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):小糸製、名古屋銀、オムロン、FCC

■小糸製作所 <7276> 3,125円  +246 (+8.5%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 28日に決算を発表。「今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 小糸製 <7276> が10月28日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比47.1%増の256億円に拡大した。
  ⇒⇒小糸製作所の詳しい業績推移表を見る

■名古屋銀行 <8522> 414円  +30 (+7.8%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 28日に業績修正を発表。「上期経常を一転11%増益に上方修正、通期も増額」が好感された。
 名古屋銀 <8522> が10月28日大引け後(15:10)に業績修正を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の19億円→53億円(前年同期は47.8億円)に2.8倍上方修正し、一転して10.8%増益見通しとなった。
  ⇒⇒名古屋銀行の詳しい業績推移表を見る

■オムロン <6645> 4,905円  +345 (+7.6%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 28日、オムロン <6645> が決算(米国会計基準)を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比49.8%増の449億円に拡大して着地したことが買い材料。北米のエネルギー関連向けや中国の電子業界向けに需要が好調だった主力の制御機器事業が収益を牽引した。太陽光発電用パワーコンディショナーや液晶バックライトの伸長も増益に貢献した。上期好調に伴い、通期の同利益を従来予想の710億円→845億円に19.0%上方修正。増益率が14.5%増→36.3%増に拡大し、8期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。業績上振れに伴い、年間配当を従来計画の63円→71円(前期は53円)に増額修正した。同時に、発行済み株式数の1.36%を上限とする自社株買いと最大で4.5%の自社株消却を発表。株主還元を好感する買いも向かった。

■エフ・シー・シー <7296> 1,890円  +128 (+7.3%)   本日終値
 28日に決算を発表。「今期経常を5%上方修正」が好感された。
  ⇒⇒エフ・シー・シーの詳しい業績推移表を見る

■野村ホールディングス <8604> 636.4円  +26.8 (+4.4%)   本日終値
 28日、野村 <8604> が決算(米国会計基準)を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結最終利益は前年同期比30.1%減の727億円に落ち込んだが、直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)では38.7%増の528億円に急拡大したことが好感された。4-6月期(1Q)の198億円との比較でも回復傾向が鮮明になった。個人営業部門や国内・アジアにおける株式・債券などの売買収益の回復が寄与した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.09%にあたる4000万株(金額で280億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。買い付け期間は11月13日から15年1月16日まで。うち2000万株程度はストック・オプションに充当する予定。

■ミネベア <6479> 1,470円  +44 (+3.1%)   本日終値
 28日、ミネベア <6479> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の380億円→480億円に26.3%上方修正。増益率が35.4%増→71.0%増に拡大し、17期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。今期業績の上方修正は7月に続き、早くも2回目。スマートフォン向け液晶バックライトの販売が大きく伸びた電子機器部門が収益を牽引する。自動車向け軸受けの好調も上振れに貢献する。

■ソディック <6143> 944円  +19 (+2.1%)   本日終値
 ソディック <6143> [東証2]が大幅続伸。日刊工業新聞が29日付で「ソディックは金属3Dプリンターの量産型初号機『OPM250L』を完成、30日に受注を始める」と報じたことが買い材料視された。同社は7月に金属プリンターへの参入と10月からの販売を発表していた。報道によると、切削加工との複合型で、価格は6500万円(消費税抜き)から。3次元冷却水管を配して成形サイクルを短縮できる高機能金型や精密部品向けに展開するという。報道を受けて、金属3Dプリンターの市場投入による業績貢献に期待する買いが向かった。

■NTN <6472> 441円  +8 (+1.9%)   本日終値
 NTN <6472> が反発。日経産業新聞が29日付で「NTNは高速での回転性能を5割高めた工作機械用の軸受けを開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「回転部を保持する樹脂部品の材料や形状を見直した。強度が高まり、高速回転時の発熱も抑える」という。同社では開発した軸受けを15年春から販売する計画としており、業績への寄与を期待した買いが向かった。

■東映アニメーション <4816> 2,864円  +30 (+1.1%)   本日終値
 28日、東映アニメ <4816> [JQ] が14年9月上期の連結経常利益を従来予想の14億円→21億円に50%上方修正し、一転して2.0%増益見通しとなったことが買い材料。中国向けを中心とした「ワンピース」など複数作品のアプリゲームの許諾や、海外向けの映像配信権許諾が想定を上回って稼動したことに加え、国内でもアプリゲーム・オンラインゲームが堅調に推移したことが収益を押し上げた。上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の27億円→35億円に29.6%上方修正し、減益率が31.5%減→11.2%減に縮小する見通しとなった。

■カワチ薬品 <2664> 1,712円  -143 (-7.7%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 28日、カワチ薬品 <2664> が15年3月期の連結最終損益を従来予想の53億円の黒字→43億円の赤字(前期は20.1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったことが売り材料。消費増税の駆け込み需要の反動や天候不順の影響が出るほか、店舗の減損損失など71億円の特別損失の計上が響く。

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