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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):富士通ゼ、H2Oリテイ、東邦HD、ココカラF

■富士通ゼネラル <6755> 1,301円  +30 (+2.4%)   本日終値
 24日、富士通ゼ <6755> が15年3月期の連結経常利益を210億円→250億円に19%上方修正。増益率が2.9%増→22.5%増に拡大し、6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。海外向け空調機や国内向け消防無線システムの販売が伸びることが寄与。原材料などの原価低減も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を14円→16円(前期は14円)に増額修正した。また、前日終値ベースの予想PERが10.3倍→8.7倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■H2Oリテイ <8242> 1,788円  +33 (+1.9%)   本日終値
 24日、H2Oリテイ <8242> が15年3月期上期(4-9月)の連結最終利益を従来予想の20億円→125億円(前年同期は26.5億円)に6.3倍上方修正し、減益予想から一転して4.7倍の増益見通しとなったことが買い材料視された。4月に実施された消費税増税に伴う駆け込み需要からの反動減を予想していたものの、想定よりも影響が少なかったほか、イズミヤとの統合関連費用100億円の計上が下期にずれ込んだことも寄与した。

■東邦ホールディングス <8129> 1,521円  -203 (-11.8%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 24日、東邦HD <8129> が15年3月期上期の連結経常利益を従来予想の94億円→55億円に41.5%下方修正し、一転して34.4%減益見通しとなったことが売り材料。診療報酬改定でジェネリック医薬品の使用が一層促進され、長期収載品の売上の落ち込みが想定以上となったほか、消費税増税や天候不順による受診抑制が響いた。業績下方修正を受け、SMBC日興証券が24日付で投資判断を「1(強気)」→「2(中立)」に引き下げ、目標株価を2200円→1800円に減額したことも弱材料となった。

■ココカラファイン <3098> 2,546円  -248 (-8.9%)   本日終値  東証1部 下落率4位
 24日に業績修正を発表。「今期経常を一転25%減益に下方修正」が嫌気された。
 ココカラF <3098> が10月24日大引け後(15:00)に業績修正を発表。15年3月期の連結経常利益を従来予想の103億円→71億円(前期は94.9億円)に31.1%下方修正し、一転して25.2%減益見通しとなった。
  ⇒⇒ココカラファインの詳しい業績推移表を見る

■クボテック <7709> 311円  +56 (+22.0%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 24日、クボテック <7709> が14年9月上期の連結経常損益を1億5500万円の赤字→6100万円の黒字に上方修正。一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。画像検査装置の販売好調と納期前倒しで、売上が計画を22.8%も上回ったことが寄与。人件費など固定費削減も黒字浮上に貢献した。

■日本エンタープライズ <4829> 483円  +80 (+19.9%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 27日付の朝刊で「社内限定の対話アプリを開発」と一部報じられたことが買い材料視された。

■日本ライフライン <7575> 970円  +150 (+18.3%) ストップ高    本日終値
 24日、日本ライフL <7575> [JQ]が15年3月期の連結経常利益を10.8億円→18億円に66.5%上方修正。従来の19.1%減益予想から一転して34.7%増益見通しとなったことが買い材料。新製品のオープンステンドグラフトなど自社製品の売上構成比率の上昇で、採算が急改善する。薬事関連費用の一部がなくなることも利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが18.9倍→10.3倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■世紀東急工業 <1898> 621円  +65 (+11.7%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 24日、世紀東急 <1898> が15年9月上期の連結経常利益も従来予想の3.4億円→5.6億円に65.6%上方修正し、減益率が58.7%減→31.6%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。建設事業の受注好調で、売上が計画を上回ることが寄与。工事採算の向上や販管費の抑制も利益を押し上げた。上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の32億円→41.4億円に29.4%上方修正し、減益率が32.3%減→12.5%減に縮小する見通しとなった。

■アクシーズ <1381> 1,159円  +94 (+8.8%)   本日終値
 24日、アクシーズ <1381> [JQ]が14年7-9月(1Q)の連結営業損益が2億4800万円の黒字(前年同期は2600万円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料。ケンタッキーフライドチキン向け鶏肉加工品の出荷数量が伸びたことが寄与したほか、生産効率の向上も営業利益の黒字浮上に貢献した。

■駅探 <3646> 521円  +24 (+4.8%)   本日終値
 24日、駅探 <3646> [東証M]が14年9月上期の経常利益(非連結)を1.4億円→2.3億円に62.8%上方修正。従来の31.3%減益予想から一転して11.8%増益見通しとなったことが買い材料。駅探モバイル事業で利益率の高い自社サービスが想定以上に伸びたことが寄与。効率化による広告販促費の抑制も利益を押し上げた。

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