【特集】伊藤智洋の「日経平均株価・短期シナリオ」イッキ読み!(10月20日-10月24日)
【10月20日(月)】 15111.23(前日比 +578.72 、 +3.98% )
◆20日朝の伊藤智洋コメント◆
日経平均株価は、週明け後の価格が反発する公算です。この反発は、10月6日の反発と同程度の上げとなって、9月25日以降の全体が5つの波のパターンになる可能性があります。
この上げの上値の目安は1万4940円前後が考えられます。
この反発は、20日だけの動きで終わり、21日以降、再度下値を試す動きになる可能性があります。
次の下げは、右肩下がりの押し目底を作る動きになって、10月17日の安値1万4529円を一時的に割れた後、9月25日以降の下げの終点をつける展開になると考えられます。
【10月21日(火)】 14804.28(前日比 -306.95 、 -2.03% )
◆21日朝の伊藤智洋コメント◆
昨日の日経平均株価は、上放れてアイランド・ボトムの格好を作り、上げ幅が10月6日の反発幅よりも大きくなっています。
昨日の動きにより、10月17日の安値1万4529円が押し目底になっている可能性が出てきました。
ただ、これまでの下げ幅の大きさを考慮すると、今後の価格が上昇する場合でも、はっきりとした下値堅さを確認する必要があります。
大陽線は、1営業日で目先の上値の目安まで一気に上げる動きです。本日以降、上値を抑えられて、下値堅さを確認する作業へ入る公算です。
今後は、20日に動いた範囲内で1~2週間程度の期間で上昇途中の保ち合い場面へ入るか、ジグザグに上値、下値を切り下げて、日柄をかけて17日の安値1万4529円へ接近する動きを経過した後、上昇を開始するかのどちらかが考えられます。
【10月22日(水)】 15195.77(前日比 +391.49、+2.64%)
◆22日朝の伊藤智洋コメント◆
日経平均株価は、下値堅さを確認する作業の途中です。
目先は、10月20日に動いた範囲内での保ち合いを経過するか、右肩下がりの押し目底のパターンを形成し、上昇を開始すると考えられます。
上昇開始にはもう少し日柄が必要です。
【10月23(木)】 15138.96(前日比 -56.81、-0.37%)
◆23日朝の伊藤智洋コメント◆
日経平均株価は、昨日の価格が21日の高値を超えたことで、10月17日の安値1万4529円が押し目底になっていることを示唆しました。
ただ、現状は、下げ難い場所を示しただけで、価格が反発調を継続したとしても、9月25日高値の1万6374円へ届かずにいったん大きく上値を抑えられることがはっきりしています。
そのような状況では、一気に1万6000円以上を目指す展開にはなり難いと言えます。
今後の価格は、ジグザグに推移して、1万6374円を超えるための準備期間に入ると考えられます。
目先は21日の安値1万4761円へ届かない程度まで下げると考えられます。
【10月24日(金)】 15291.64(前日比 +152.68、+1.01%)
◆24日朝の伊藤智洋コメント◆
日経平均株価は、NYダウの上昇、円安などから、昨日の上値を抑えられる動きも下値を試すきっかけにならず、本日の価格が上昇し、昨日の高値1万5232円を超える動きになりそうです。
ただ、一気に9月25日高値の1万6374円を超える展開になり難いという状況が変わったわけではありません。
しばし保ち合いの動きに入ると見ていましたが、いったん価格が上昇してから、上げ分を修正する動きになっただけです。上昇を開始する前のスタート地点は変わりません。
今後は、1万6000円の手前まで上げた後、再度1万5200円以下へ値を戻す動きになると考えられます。
情報提供:パワートレンド=Power Trend
(「株探」編集部)