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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:因幡電産、ファンケル、メッセージ、富士フイルム

■因幡電機産業 <9934> 3,730円  +245 (+7.0%)   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 20日、因幡電産 <9934> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の60億円→74億円に23.3%上方修正。従来の1.2%減益予想から一転して21.9%増益見通しとなったことが買い材料。主力の電設資材、産業機器ともに太陽光発電関連が好調で、売上が計画を上回ったことが寄与。受取配当金など営業外収益の増加も上振れに貢献した。

■ファンケル <4921> 1,521円  +78 (+5.4%)   11:30現在  東証1部 上昇率8位
 20日に発表した「9月度の月次売上高は前期比8.7%増」が買い材料。

■メッセージ <2400> 3,630円  +140 (+4.0%)   11:30現在
 メッセージ <2400> [JQ]が大幅続伸。日経産業新聞が21日付で「高齢者住宅大手のメッセージは喉に詰まったたんを吸引する医療行為ができるスタッフをサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に配置する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「東京や大阪など全国4ヵ所で社員研修を実施し、今年3月末に10人程度だった医療行為が可能な社員を2015年3月末に約300人にする」という。15年3月期は介護の質の向上に取り組み、売上800億円を目指すとしており、収益拡大を期待した買いが向かった。

■富士フイルム <4901> 3,422.5円  +30 (+0.9%)   11:30現在
 20日、富士フイルム <4901> がインフルエンザ治療薬「アビガン錠」を11月中旬から追加生産すると発表したことが買い材料視された。11月中旬よりフランス政府とギニア政府が、ギニアでエボラ出血熱に対する「アビガン錠」の臨床試験を始める予定で、効果が確認できた場合に急増が見込まれる出荷要請に備えるとしている。また、野村証券が20日付で投資判断を「ニュートラル(中立)→バイ(買い)」に引き上げ、目標株価を3170円→3848円に増額したことも支援材料となった。

■江崎グリコ <2206> 3,720円  +25 (+0.7%)   11:30現在
 20日、グリコ <2206> が株主優待制度の変更を発表。保有株数100株からと従来より少ない株数で優待を得られるようになったことが買い材料視された。優待の実施は年2回→年1回に減るものの、これまで最低で1000株必要だった保有株数が、優待制度の変更で100株以上から優待(1000円相当のグリコグループ製品)を貰えるようになる。なお、実施は1日に2株→1株の株式併合と1000株→100株の単元株変更を実施したことに伴う措置。小口の投資でも優待を貰えるとあって、市場では優待狙いの買いが集まった。

■メルコホールディングス <6676> 1,556円  -262 (-14.4%)   11:30現在  東証1部 下落率3位
 20日、メルコ <6676> が決算を発表。15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の17.7億円に急拡大したものの、通期の同利益を58億円→39億円(前期は35.8億円)に32.8%下方修正したことが嫌気された。粗利の改善や営業努力に注力したものの、パソコン向け周辺機器などの販売が伸びず上半期の売上が計画に届かなかったことや、下半期の消費動向の厳しさが続くものとみている。

■東京製鐵 <5423> 508円  -34 (-6.3%)   11:30現在  東証1部 下落率5位
 21日付の朝刊で「鋼材全品種値下げ、2年4ヵ月ぶり」と一部報じられたことが売り材料視された。

■日本製鋼所 <5631> 366円  -16 (-4.2%)   11:30現在
 20日、日製鋼 <5631> が同社製の風力発電機に特定の部品に不具合が発生し、160億円程度の特別損失を計上すると発表したことが売り材料視された。21日付の日経新聞によると「部品交換の対象になっているのは、出力2000キロワットの風力発電機で、07年から国内の風力発電所に設置されており108基が修理の対象になる」という。15年3月期通期の連結業績への影響は「現在精査中」としているが、特損計上による最終赤字転落を懸念した売りが向かった。

■イトーヨーギョー <5287> 1,456円  +300 (+26.0%) ストップ高買い気配    11:30現在
 21日付の朝刊で「狭い道でも電線を地中化できるコンクリート製品を開発」と一部報じられたことが買い材料視された。

■NIC <5742> 471円  +80 (+20.5%) ストップ高買い気配    11:30現在
 20日、NIC <5742> [JQ] が15年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の5700万円→2億2400万円に3.9倍上方修正。従来の69.5%減益予想から一転して19.8%増益見通しとなったことが買い材料。装置の工事が想定より進んだことや海外向け機械設備が好調だったことが寄与。売上構成の改善や技術センターの本格稼働による生産性向上も利益を押し上げた。修正した上期予想の通期計画(2億7600万円)に対する進捗率が81.2%に達しており、通期上振れを期待する買いが殺到した。

■三相電機 <6518> 412円  +42 (+11.4%)   11:30現在
 20日、三相電機 <6518> [JQ] が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1億7000万円→2億7000万円(前年同期は1100万円)に58.8%上方修正したことが買い材料。円安による海外調達部品のコストアップ要因があったものの、工作機械や半導体製造装置業界で企業の設備投資が旺盛となり、受注が好調に推移したことに加え、投資有価証券配当金の増加も利益を押し上げた。

■川岸工業 <5921> 576円  +51 (+9.7%)   11:30現在
 20日、川岸工 <5921> [東証2] が14年9月期の経常損益(非連結)を従来予想の1.6億円の黒字→2.4億円の黒字(前の期は9億円の赤字)に55%上方修正したことが買い材料。鉄骨の受注好調と単価上昇で売上が計画を22.1%も上回ったことが寄与。業績上振れに伴い、期末一括配当を5円→8円(前の期は5円)に増額修正した。

■クレスコ <4674> 1,421円  +105 (+8.0%)   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 20日、クレスコ <4674> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7.5億円→10.8億円に44%上方修正。増益率が5.9%増→52.5%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。金融向けを中心にシステム開発の需要が想定より伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。上期増額分を下回る形で、通期の同利益を18億円→19億円に5.6%上方修正。増益率が7.4%増→13.4%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前日終値ベースの予想PERが14.6倍→12.6倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■江守HD <9963> 1,353円  -400 (-22.8%) ストップ安売り気配    11:30現在  東証1部 下落率トップ
 20日、江守HD <9963> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の59億円→22.5億円(前期は54.1億円)に61.9%下方修正し、一転して58.4%減益見通しとなった。また、従来62円を計画していた今期の年間配当を未定に変更したことも嫌気された。中国での不動産投資と製造業の設備投資が調整局面であることを背景に、中国子会社の一部得意先で売上債権が回収できないリスクが高まっていることから貸倒引当金を計上。また、債務者区分の細分化などを見直し、一般貸倒引当金の追加計上することも業績を圧迫する。中国子会社のドル建借入金の評価替えから為替差損が発生するなど営業外損益も響く。

■十八銀行 <8396> 277円  +11 (+4.1%)   11:30現在
 20日に業績修正を発表。「上期経常を一転49%増益に上方修正」が好感された。
 十八銀 <8396> が10月20日大引け後(15:30)に業績修正を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の29億円→56億円(前年同期は37.6億円)に93.1%上方修正し、一転して48.7%増益見通しとなった。
  ⇒⇒十八銀行の詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 ソフィア <6942> 226円  +50 (+28.4%) ストップ高    11:30現在
 ロックオン <3690> 3,900円  +700 (+21.9%) ストップ高    11:30現在
 プラザクリエイト <7502> 609円  +100 (+19.7%) ストップ高    11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 ETFSメタ <1686> 1,097円  - (-) ストップ安売り気配    11:30現在
 ETFSエナ <1685> 748円  - (-) ストップ安売り気配    11:30現在
 など、3銘柄

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