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【市況】日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は一時プラス圏を回復、ファーストリテなどがけん引


【日経平均は一時プラス圏を回復、ファーストリテなどがけん引】

9時37分現在の日経平均株価は、15651.09円(前日比-10.90円)で推移。日経平均は続落で始まった後、一時プラス圏を回復してきている。注目されていた欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の会見だったが、追加緩和策に言及しなかったことで、2日の欧州市場は急落となった。この影響から米国市場も不安定となるなか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の15585円だった。そのため、これにサヤ寄せする格好から売りが先行した格好に。

一方、既存店売上高の好調が伝えられたファーストリテ<9983>が買い気配から始まったほか、米映画会社への出資が伝えられたソフトバンク<9984>が反発しており、これが日経平均をけん引する格好に。セクターでは、空運、ゴム製品、石油・石炭、金属製品、建設、水産、不動産、卸売などが小じっかり。一方で、輸送用機器、その他金融、鉱業、倉庫・運輸、パルプ・紙、食料品、精密機器、機械などが小安く始まった。

売買代金上位では、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、オリックス<8591>、富士重<7270>、NTT<9432>、日本電産<6594>が軟調。半面、ミクシィ<2121>、村田製<6981>、ブリヂストン<5108>、KDDI<9433>などが堅調。

【ドル・円は108円68銭付近、108円50銭以下に個人勢などのドル買い興味】

ドル・円は108円68銭付近で推移。ドル・円は108円75銭まで値を戻した。日経平均株価は小幅高で推移しており、株安を意識したリスク回避的な円買いは縮小しつつある。108円50銭以下には個人勢、短期筋のドル買い興味が残されており、現時点ではアジア市場でドル・円が108円50銭を継続的に下回る可能性は低いとみられている。

■今後のポイント

・日経平均株価の反発期待でドル買い興味
・108円50銭以下には個人勢などのドル買い興味

9時37分時点のドル・円は108円68銭、ユーロ・円は137円58銭、ポンド・円は175円48銭、豪ドル・円は95円47銭付近で推移している。

《KO》

 提供:フィスコ

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