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【材料】本日の注目個別銘柄:良品計画、東京個別、NTTなど


<7267> ホンダ 3588 -155
.5さえない。米国株安や為替の円高など外部環境の悪化に加えて、国内での自動車の生産調整に踏み切るとの報道も弱材料視へ。今年度の国内販売計画達成は難しい情勢とされている。前日に発表された米国販売に関しては、前年同月比12%増と順調ながら、コンセンサスの同15%増は下回っている。また、UBSでは、二輪販売低迷と四輪台数減は円安のプラス効果を上回るとして、投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしている。

<9432> NTT 6552 -284
売り優勢。みずほ証券では、目標株価を6710円から7250円に引き上げているものの、投資判断は「買い」から「中立」に格下げしており、ネガティブ材料につながっている。みずほ証券では、分配可能利益に基づいた自己株式取得額は、今期は3800億円、来期は3600億円が上限と試算、中期計画での目標達成にはもう一段の業績拡大を迫られる可能性が高いと。現在の株価は自己株式取得ストーリーをほぼ織り込んだ水準と捉えているようだ。

<7601> ポプラ 588 +37
上げ目立つ。ローソン<2651>との資本業務提携が発表されている。ローソンでは創業者から発行済み株式数の5%を取得する計画のようだ。商品開発や仕入れなどの共同展開を通して、今後の収益改善が期待される状況に。また、今後の一段の提携強化なども思惑視するような動きか。なお、前日には業績予想を下方修正、今期の無配転落なども発表している。

<3048> ビックカメラ 1041 +8
しっかり。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を960円から1050円に引き上げている。15年8月期は経常減益を予想するものの、都市型ビジネスの優位性、ネット通販の高成長など成長ドライバーは健在であり、中長期の視点から買い推奨を継続としているようだ。なお、14.8期に関しては営業利益予想を190億円にまで増額している。

<6218> エンシュウ 119 -10
急落。前日に発表した業績予想の下方修正が嫌気されている。上半期営業利益は5.9億円から2.2億円に、通期では14億円から4.4億円に下方修正している。工作機械関連分野の採算悪化、輸送機器関連では現地法人の生産ずれ込みなどが響くもよう。上半期業績に関しては7月末に続いての下方修正となり、失望売りが優勢となる格好に。

<6474> 不二越 735 -58
下げ目立つ。前引け後に第3四半期決算を発表、利食い売りのきっかけにつながる格好へ。第3四半期累計営業利益は144億円で前年同期比77%の大幅増益となったが、好業績期待で足元の株価は上昇していたため、目先の出尽くし感にもつながる状況のようだ。営業利益は上半期の同92%増益に対して6-8月期は51%増益、やや増益率は鈍化する状況にも。

<4745> 東京個別 382 +22
買い優勢。前日に上半期の業績予想を上方修正、営業損益は従来予想の0.5億円の赤字から一転、0.8億円の黒字になったもよう。前年同期比では1.6億円の収益改善となる。売上は想定通りの推移、夏期講習会も好調な実績となり、退会率も改善傾向のようだ。ベネッセの顧客情報漏えい問題に伴う影響懸念なども一段と後退する格好に。

<7453> 良品計画 13320 +210
堅調。前日に上半期の決算を発表、営業利益は116億円で前年同期比20%増益、従来予想の110億円を上振れる着地となった。通期予想は255億円、前期比22%増益を据え置きへ。国内事業の採算悪化などが警戒されていた中、想定以上の好決算と評価されているようだ。アジ地域の収益拡大が好決算をけん引する形となっている。

<7421> カッパクリエイト 1141 +77
取引再開後は買いが優勢に。コロワイド<7516>がTOBや割当増資の引き受けて株式の過半を取得、子会社化すると報じられている。買付価格は市場価額に一定額を上乗せ、増資引き受けを加えての投資額は300億円規模になると見られている。TOBプレミアムを期待する動きが優勢に。なお、会社側では、決定した事実はないものの様々な可能性について検討しているとしている。

<2875> 東洋水産 3570 -25
相対的に底堅い動き。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3100円から4200円に引き上げている。競合の国内即席麺の値上げ、円安による海外業績の嵩上げ、小麦市況下落による原料安などを背景に、来期は大幅増益に転じる見通しとしており、現在は買いの好機と捉えているようだ。
《FA》

 提供:フィスコ

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