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【市況】【↓】日経平均 大引け|米株安・円安一服で420円安、大幅に3日続落(10月2日)


日経平均株価
始値  15895.20
高値  15922.51(09:16)
安値  15646.40(14:32)
大引け 15661.99(前日比 -420.26、-2.61%)

売買高  26億6102万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆5939億円(東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅に3日続落、1万6000円割れ
 2.米株安、円安一服を受けて売りが優勢
 3.重要イベントを前に積極的な買いも後退
 4.東証1部の値上がり銘柄数は40にとどまる
 5.売買代金、売買高はともに高水準


■東京市場概況

 前日の米国市場では、市場予想を下回るISM製造業景況感指数、米国内初のエボラ感染者の確認などが嫌気され、ダウは238ドル安と大幅に3日続落した。

 東京市場では、日経平均は420円安と大幅に3日続落し、約1ヵ月ぶりの安値を付けた。1万6000円の大台を下回るのは10営業日ぶりで、この3日間の下げ幅は648円に達した。

 米株の大幅続落に加え、為替が1ドル=108円台後半と円高方向に振れたことが嫌気され、売りが先行した。

 今晩にECB理事会、明日は米雇用統計の発表を控えることもあって、リスクを取って下値を拾う動きが大きく後退。後場に入ると先物に海外勢とみられる仕掛け的な売りも出て、指数は下げ幅を広げた。

 日経平均は25日移動平均線を大きく下回り、一気に75日線(1万5519円)に迫る水準まで下落。東証1部の約97%の銘柄が下げる全面安商状で、値上がりはわずか40銘柄にとどまった。


 東証33業種のすべての業種が下落。その中で、下落率の大きかった上位5業種は(1)空運業、(2)不動産業、(3)ガラス・土石製品、(4)輸送用機器、(5)機械。一方、下落率の小さかった5業種は(1)鉱業、(2)石油・石炭製品、(3)小売業、(4)パルプ・紙、(5)食料品。


■個別材料株

△アスカネット <2438> [東証M]
 1→4の株式分割を実施。
△ディディエス <3782> [東証M]
 オンライン認証世界標準提唱のFIDO Ready認定を国内で初取得。
△カッパHD <7421>
 「コロワイドがTOBなどで買収へ」と報道。
△ポプラ <7601>
 ローソン <2651> と資本業務提携へ。
△西松屋チェ <7545>
 野村証が「買い」に格上げ、目標株価を900円→1150円に増額。
△スカイマーク <9204>
 「エアバスと解約違約金の減額で交渉を開始」と報道。

▲エンシュウ <6218>
 今期経常を92%減益に88%下方修正。
▲ホンダ <7267>
 「国内で自動車を生産調整する」と報道。
▲新星堂 <7415> [JQ]
 今期最終を一転して9000万円の赤字に下方修正。


 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アイロムHD <2372> 、(2)きちり <3082> 、(3)エアーテック <6291> 、(4)九電工 <1959> 、(5)カッパHD <7421> 、(6)ポプラ <7601> 、(7)東京個別 <4745> 、(8)ハイデ日高 <7611> 、(9)米久 <2290> 、(10)スカイマーク <9204> 。

 値下がり率上位10傑は(1)SBSHD <2384> 、(2)アミューズ <4301> 、(3)日ガス <8174>、(4)DNC <4246> 、(5)エンシュウ <6218> 、(6)ヒューリック <3003> 、(7)不二越 <6474> 、(8)アゴーラHG <9704> 、(9)福島工業 <6420> 、(10)シンニッタン <6319> 。


【大引け】

 日経平均は前日比420.26円(2.61%)安の1万5661.99円。TOPIXは前日比38.06(2.89%)安の1280.15。出来高は概算で26億6102万株。値上がり銘柄数は40、値下がり銘柄数は1778となった。日経ジャスダック平均は2258.11円(31.94円安)。

[2014年10月2日]
(「株探」編集部)

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