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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アスカネット、カッパHD、コネクシオ、良品計画

■アスカネット <2438> 14,580円  +1,380 (+10.5%)   本日終値
 1日、アスカネット <2438> [東証M]が10月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが殺到した。

■カッパHD <7421> 1,141円  +77 (+7.2%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 カッパHD <7421> が続急伸。日経新聞が2日付で「外食大手のコロワイドは回転ずし店『かっぱ寿司』を運営するカッパ・クリエイトホールディングスを買収する」と報じたことが買い材料視された。報道によるとコロワイド <7616> は市場価格に一定額を上乗せした買付価格でTOB(株式公開買い付け)を実施するほか、第三者割当増資も引き受けて同社株の51%以上の取得を目指すという。実現すればコロワイドは売上高の単純合計が約2400億円に膨らみ、外食6位→4位へと浮上する。報道を受けて、TOBプレミアムやコロワイド傘下入りによる経営の抜本的な建て直しに期待する買いが向かった。

■コネクシオ <9422> 1,100円  +20 (+1.9%)   本日終値
 SMBC日興証券が1日付でコネクシオ <9422> の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を1300円→1400円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、7-9月期の端末販売は、新料金の導入効果や米アップルの新型スマートフォン「iPhone6/6Plus」の販売開始により回復が進んだと判断。加えて、下期にNTTドコモ <9437> が固定・携帯のバンドル割を始めた場合、ドコモショップの運営シェア首位で、販売の9割をドコモ端末が占める同社は、販売窓口として重要な役割を果たすとともに、固定通信契約の手数料が新たに収益に貢献すると指摘。同証券では、15年3月期の営業利益(非連結)を従来予想の73億円→78億円(会社計画は67.5億円)、16年3月期は77億円→82億円にそれぞれ上方修正した。

■良品計画 <7453> 13,320円  +210 (+1.6%)   本日終値
 1日、良品計画 <7453> が決算を発表。15年2月期上期(3-8月)の連結経常利益が前年同期比10.9%増の118億円に伸び、上期としての過去最高益を更新したことが買い材料。消費増税以降も、素材にこだわった紳士・婦人ウェアや仕様を改良した定番ベッドといった衣服・雑貨、品揃えの増えたレトルトなど食品の販売が伸び、国内事業の営業収益が9%増と堅調に推移。中国や台湾などアジアを軸に海外事業が63%伸びたことも利益拡大を牽引した。

■西松屋チェーン <7545> 893円  +12 (+1.4%)   本日終値
 野村証券が1日付で西松屋チェ <7545> の投資判断を「ニュートラル(中立)→バイ(買い)」に引き上げ、目標株価を900円→1150円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、在庫コントロールの強化による値下げロス率の低下、育児雑貨など「本格的PB(=自社企画開発」の販売拡大を評価。DCF法に基づく目標株価1150円は16年2月期予想基準PER17.3倍(小売セクター平均を11%下回る水準)に相当し、現在の同予想PER13.3倍は魅力的としている。同証券では、値入率上昇と値下げロス率低減を背景に、15年2月期の連結営業利益(非連結)を従来予想の59億円→65億円(会社計画は59.5億円)に上方修正。続く16年2月期は利益率のさらなる改善を見込み、62億円→70億円に引き上げた。

■ポプラ <7601> 588円  +37 (+6.7%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 1日、ポプラ <7601> がローソン <2651> と資本業務提携すると発表したことが買い材料視された。資本提携ではローソンが同社の筆頭株主である目黒俊治会長から、発行済み株式数の5%分に相当する株式を取得。 業務提携では商品などの共同開発・共同仕入、店舗開発情報の共有、共同販売促進キャンペーンの実施、物流インフラの相互活用、人材の相互交流などでを検討、業務提携の具体的な方針や内容などについては今後両社間で分科会などを設けて協議を進める予定。同時に、今期業績の下方修正と配当の無配転落を発表したが、ローソンとの資本業務提携によるシナジー効果の実現に期待する買いが向かった。

■ディー・ディー・エス <3782> 820円  +38 (+4.9%)   本日終値
 1日、ディディエス <3782> [東証M]がFIDO(生体認証をはじめとしたオンラインにおける安全な認証の世界標準の提唱と啓蒙を行う非営利団体)より同社製品がFIDO Ready認定を日本国内で初めて取得したと発表したことが買い材料。認定されたのは同社の指紋リーダー「UBF-neo」をベースにSynaptics社製指紋センサーを使用した製品。FIDO Allianceには、ARMやサムソン、VISA、アリババといった大手企業の加盟が続いており、FIDO対応のアプリケーションやWEBサイトで、IDとパスワードによる認証を指紋認証に置き換えることが可能になるという。世界的な広がりをみせるFIDOに準拠した製品を国内他社に先駆けて展開することによる先行者メリットに期待する買いが向かった。

■スカイマーク <9204> 203円  +7 (+3.6%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 スカイマーク <9204> が急反発。日経新聞が2日付で「スカイマークが超大型機『A380』の売買契約を巡り、製造元の欧州エアバスから巨額の解約違約金を通知されていた問題で、両社が違約金の減額に向けた交渉を始めたことが1日明らかになった」と報じたことが買い材料視された。報道によると「9月末に両社の幹部が会い、10月中の解決を目指すことなどで合意した」という。エアバス解約に伴う違約金発生の負担軽減を期待する買いが向かった。

■トーセ <4728> 731円  +20 (+2.8%)   本日終値
 1日、トーセ <4728> が14年8月期の連結経常利益を従来予想の2億7600万円→4億3500万円(前々期は6億0200万円)に57.6%上方修正したことが買い材料。顧客による開発スケジュールの変更に伴い、来期に開発が完了する予定のパチンコ・パチスロ案件の開発売上が計上できたことや、スマートフォン向けコンテンツのロイヤリティ売上が好調だった。また、円安の進行により為替差益の増加も利益を押し上げた。

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