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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):コーテクHD、ローソン、住友商、イデアインタ

■コーテクHD <3635> 1,770円  +37 (+2.1%)   本日終値
 29日、コーテクHD <3635> が15年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の35億円→54億円(前年同期は38.4億円)に54.3%上方修正し、一転して40.4%増益を見込み、一気に9期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。既存の家庭用ゲームやソーシャルゲームの販売が好調に推移する中、利益率の高い製品の売上構成比率の上昇やコスト削減が寄与。株高による株式売却益の増加なども利益を押し上げる。

■ローソン <2651> 7,670円  +90 (+1.2%)   本日終値
 ローソン <2651> が続伸。日経新聞が30日付で「ローソンは高級スーパーの成城石井(横浜市)を買収する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「成城石井を傘下に持つ投資ファンドと29日、10月中にも全株式を譲り受けることで合意した。有利子負債を含む買収総額は550億円強とみられる」としている。商品の仕入れや運送費などを共同化することによって調達コストを抑えつつ、生鮮食料品などを扱うスーパー事業に本格的に参入するとみられ、市場では報道を好感した買いが優勢となった。

■住友商事 <8053> 1,210.5円  -166.5 (-12.1%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 29日、住友商 <8053> が15年3月期の連結最終利益(国際会計基準=IFRS)を従来予想の2500億円→100億円(前期は2230億円)に96%下方修正し、一転して95.5%減益見通しとなったことが売り材料。米国のシェールオイル開発などで投資回収が見込めなくなり、15年3月期に減損損失2700億円を計上することが響く。業績下方修正を受け、野村証券が29日付で投資判断を「バイ(買い)→ニュートラル(中立)」に引き下げ、目標株価を1850円→1400円に減額したことも売りに拍車を掛けた。

■イデアインタ <3140> 1,555円  +300 (+23.9%) ストップ高    本日終値
 29日に業績修正を発表。「非開示だった今期経常は黒字浮上へ」が好感された。
 イデアインタ <3140> [JQG] が9月29日大引け後(18:30)に非開示だった業績見通しを発表。15年6月期の業績予想は経常損益(非連結)が2億5500万円の黒字(前期連結は1600万円の赤字)に浮上する見通しと発表した。
  ⇒⇒イデアインタの詳しい業績推移表を見る

■フュートレック <2468> 710円  +100 (+16.4%) ストップ高    本日終値
 29日、フュトレック <2468> [東証M]とNTTドコモ <9437> 、韓国シストラン・インターナショナルの3社が世界最高レベルの機械翻訳精度を持つ翻訳技術の開発などを目的に合弁会社を設立すると発表したことが買い材料視された。合弁会社名は株式会社みらい翻訳で、出資金は9.9億円。出資比率はドコモが51%、シストランが30%、フュトレックが19%。同社は音声認識・翻訳システムの開発に豊富な実績を持っており、3社それぞれの強みを合わせて機械翻訳ソフトウェアを開発。日常生活やビジネス、教育などの分野で同時通訳や社内文書の翻訳サービスを展開する。

■Tホライゾン <6629> 264円  +28 (+11.9%)   本日終値
 29日、東証が30日売買分からTホライゾン <6629> [JQ]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■シノケングループ <8909> 2,421円  +174 (+7.7%)   本日終値
 29日、シノケンG <8909> [JQ] が14年12月期の連結経常利益を従来予想の31億円→43億円(前期は26.6億円)に38.7%上方修正し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。主力のマンション販売事業の好調などが奏功し、売上が計画を8.6%上回ることが寄与。不動産賃貸管理事業などにおけるコスト抑制も利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが9.4倍→7.3倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

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