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【材料】本日の注目個別銘柄:日特建設、日金銭、いすゞ自動車など


<7202> いすゞ自動車 1546 +22
.5買い優勢。米GMと小型商用車を共同開発すると正式に発表している。現行のピックアップトラックの新モデルの位置づけ、部品共通化や共同購買でコストを下げ、米国とカナダを除いて世界販売を行っていく計画。会社側が明確に否定していることから、資本提携への発展期待などは反映されていないとみられるが、共同展開によるコスト低減などでの収益成長が期待される状況とみられる。

<8267> イオン 1088 -19
.5さえない。上半期営業利益は前年同期比4割減の420億円前後になったもようとの観測報道が伝わっている。競争激化や天候不順による客数の減少、値下げによる採算悪化などが響く格好になったようだ。ダイエー<8263>を含む総合スーパー事業が赤字に転じているもよう。業績の低迷は想定線といえ、市場コンセンサスは600億円程度であり、あらためて業績の厳しさなどが認識される状況にも。

<2432> DeNA 1379 +66
強い動きが目立つ。9月25日より配信を開始している新作アプリ「ファイナルファンタジー レコードキーパー」がランキングの上位に登場しており、今後の期待感などが高まる状況となっているもよう。アップルの無料アプリランキングではトップ、トップセールスランキングでは11位となっている。

<1929> 日特建設 515 +68
買い気配から急伸。東海東京では投資判断を新規に「1」、目標株価を830円としている。先週末終値と目標株価の乖離が大きく、インパクトが強まる状況になっているとみられる。防災関連工事や土木の大規模プロジェクトなど良好な受注環境、割安なバリュエーションなどを評価しているようだ。今期営業利益は会社計画の20.5億円、前期比32.5%減益に対して、東海東京では39億円、同28.5%増益を予想している。

<3050> DCM 768 +27
買い優勢。先週末に上半期の決算を発表している。営業利益は118億円で前年同期比9.7%増益、従来予想の111億円をやや上回る水準での着地となった。6-8月期は前四半期と比較して失速となったが、駆け込み需要の反動で想定線と捉えられているようだ。堅調な決算に加えて、発行済み株式数の1.81%に当たる250万株を上限とした自社株買いの実施も発表。株主還元の強化としてポジティブに捉えられているもよう。

<6503> 三菱電機 1484.5 +29
.5しっかり。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」を継続している。7-9月期は受注も業績も強くサプライズが起こり得ると指摘しているようだ。8月の受注も堅調に推移、利益面でも産業メカの強さが追加的な押上げ要因に成り得るとしている。為替前提も保守的で営業利益の押し上げ要因と。通期営業利益は会社計画2600億円に対して2900億円程度が視野に入ってきたと。

<4902> コニカミノルタ 1203 -20
さえない。上半期営業利益は前年同期比16%増の280億円強に拡大する見通しとの観測報道が伝わっている。大型商業用カラー印刷機やオフィス向け複合機の販売が好調のもよう。上半期業績予想は開示していないものの、前期比7%増の620億円を見込んでいる通期予想は引き上げる可能性ともされている。ただ、第1四半期は49%増の大幅増益を達成しており、上半期の市場コンセンサスは270億円強、通期では680億円程度になっている。想定の範囲内として出尽くし感が優勢になっているようだ。

<6418> 日金銭 2182 -33
続伸で連日の高値更新も前場中頃からは伸び悩む展開へ。本日臨時国会が召集されることで、カジノ関連として関心が先行する状況になっている。地方創生基本法案とともに統合型リゾート推進法案が焦点となっており、カジノ関連には法案成立に向けて期待感が高まりやすくなっているようだ。スロットマシン向けの紙幣鑑別機で高シェアを誇る同社にはビジネスチャンスが大きいといった期待に。ただ、買い一巡後は他のカジノ関連と同様に軟化。
《FA》

 提供:フィスコ

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