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2014年09月21日09時30分

【注目】【明日への乾坤一擲】 新明和工業


■新明和 <7224>

●株高を演出する国策に乗る

 円安が顕著で日本株の追い風となっている。円安の背景は米利上げペースの前倒し観測が大きいのではないか。サンフランシスコ連銀のエコノミストリポートで、市場は利上げペースを甘く見ていると指摘され、それは9月の連邦公開市場委員会(FOMC)でも同様だった。超低金利の継続について「相当の期間」という言葉はFOMC声明文に残ったものの、FOMCメンバーによる利上げペース見通しが6月時点よりも上方修正されている。

 この調子では110円の円安を見ずに収まりがつかないだろう。だとすれば、日経平均株価の年初来高値更新は通過点で、1万7000円以上の水準が視野に入ってくる。

 また、2015年の消費再増税に向けて7-9月期の国内景気は「悪くない」と言わねばならぬ以上、株価は何としても上げねばならないのが現政権の考え方であり、国策ではないのか。ならば、ここは国策に乗るべきであろう。

●防衛関連として救難飛行艇に注目

国策として防衛関連も注目されている。先日にインドのモディ首相が来日し、中国に対抗して兵器や装備品の近代化を進める強硬姿勢を予算でも示したほか、外資導入の上限も大きく上方修正させた同国への関連製品輸出という思惑が出ている。

 特に新明和が生産する海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」が注目されたとか。その際に同社株は年初来高値を記録したが、そこから現在は調整中。窓埋めの947円辺りが下値メドか。

 しかし、キャピタル・インターナショナル・リミテッドが持ち株比率を高めるなど、今後の活躍が期待されている。もちろん、円安も同社の収益には追い風。押しの倍返しで1139円を目標とする。(9月18日 記)


※売買に関する最終判断・責任はご自身でなされますようお願い申し上げます。

「チャートブック週足集」No.1992より転載
(「株探」編集部)

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