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【経済】JR西日本、京阪神で「ベビーカーマーク」を開始


JR西日本<9021>は、京阪神エリアの車両を対象に10月10日から「ベビーカーマーク」を掲出すると発表した。
車内の車椅子スペース付近に案内図記号を掲出するという。10月10日から開始し、本年度中に完了予定としている。
「ベビーカーマーク」は今年3月26日、国土交通省が設置した「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」の第4回協議会において策定された。国土交通省では、公共交通機関でのベビーカーを利用しやすい環境づくりに向け、2013年6月に交通事業者や学識経験者、子育て関連団体などの実務者で構成される「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」を設置し、交通事業者や施設管理者、ベビーカーメーカーなど関係者が取り組むべき事項やベビーカーの利用に関する統一的な案内などの検討を進めてきた。「ベビーカーマーク」は、公共交通機関や商業施設などでベビーカー使用者が安心して利用できる場所や設備を明示する「案内図記号」と、使用を禁止する場所や設備を明示する「禁止図記号」の2種類あり、「案内図記号」はエレベーターや鉄道・バス車両の車椅子スペースなどに、「禁止図記号」はエスカレーターなどに掲出する。
近年、列車やバスの車内でベビーカーの利用に関するトラブルが頻発しており、ベビーカーを使用する人、周囲の人双方にマナーの向上が求められている。
しかし、妊婦さんのつけている「マタニティマーク」同様「ベビーカーマーク」も、お互い理解し配慮をするなどそれぞれの意識を変えていかなくてはただつけたり掲出しているだけでは意味が無い。
今後、他のエリアや他社に広がり、ベビーカーを使用する人、周囲の人双方がより一層意識することによって環境改善に向かっていくのか注目したい。

《YU》

 提供:フィスコ

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