【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):扶桑化学、ディップ、フリービット、神戸物産
■扶桑化学工業 <4368> 6,210円 +1,000 (+19.2%) ストップ高 本日終値
12日、扶桑化学 <4368> [JQ]が9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に、株式分割に伴い、年間配当を従来計画の40円→48円(前期は35円)に修正したことも買いに拍車を掛けた。年間配当は実質2.0倍の増額となる。
■ディップ <2379> 5,110円 +615 (+13.7%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率3位
12日、ディップ <2379> が15年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の25.2億円→30.1億円に19.4%上方修正。増益率が48.1%増→76.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。旺盛な求人需要を背景に、積極的な広告宣伝も奏功し、アルバイトや派遣の求人サイトの売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を34円→45円(前期は23円)に増額修正した。
■フリービット <3843> 1,521円 +120 (+8.6%) 本日終値
12日に決算を発表。「5-7月期(1Q)経常は18%増益で着地」が好感された。
フリービット <3843> [東証M] が9月12日大引け後(15:00)に決算を発表。15年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比17.8%増の3.2億円に伸びた。
⇒⇒フリービットの詳しい業績推移表を見る
■神戸物産 <3038> 4,020円 +190 (+5.0%) 本日終値
神戸物産 <3038> が急反発し、一時8年ぶり4100円台回復場面もあった。9月12日大引け後(16:00)に決算を発表。2014年10月期第3四半期累計(13年11月-14年7月)の連結経常利益が前年同期比39.2%増の43.7億円と大幅に拡大し、通期計画の50.7億円に対する進捗率は86.2%に達し、5年平均の71.0%も上回ったことが買い材料となった。同社は業務用食品スーパーを全国展開しており、12日大引け後(16:00)に決算を発表した。直近3ヵ月の実績である5-7月期(3Q)連結経常利益は前年同期比2.3倍の19.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.9%→2.9%に改善した。リーマン・ショック時の200810月に800円台の最安値に沈んだ後、人気薄も長期上昇基調のなかゆっくりと上値を追ってきたもの。
■ヤオコー <8279> 6,030円 +240 (+4.2%) 本日終値
ヤオコー <8279> が9日ぶりに大幅反発し6000円台を回復している。8月26日に上場来高値を付けた後は、円安基調から利益確定売りにほぼ一本調子の下げとなってきたことや、円が対ドル・ユーロでわずかながらも5日ぶりに反発と円安基調が一服気味にあること、加えて、75日・13週移動平均線水準に下げてテクニカル面からの買いなどを誘っているようだ。(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク
■アスクル <2678> 2,499円 +92 (+3.8%) 本日終値
12日、アスクル <2678> が決算を発表。15年5月期第1四半期(6-8月)の連結最終利益が前年同期比36.8%増の1.8億円に拡大したことが買い材料。消費増税に伴う駆け込み需要の反動が限定的だったほか、法人向け宅配事業が伸びたことが寄与した。
■ソフトバンク <9984> 8,657円 +292 (+3.5%) 本日終値
15日、ソフトバンク <9984> が出資する中国の電子商取引大手アリババ集団が米国株式市場での公開価格の仮条件をこれまでの1株当たり60~66ドル→66~68ドルへ引き上げると発表したことが買い材料視された。同社は上場後のアリババ株の3割超を保有する筆頭株主で、仮条件引き上げによる含み益拡大を期待する買いが向かった。
■日本信号 <6741> 1,085円 +17 (+1.6%) 本日終値
信号 <6741> が3日ぶりに反発。日経新聞が14日付で「日本信号はICカードを認証装置にかざさなくても認識できるシステムを開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ICカードを専用フォルダーにいれて携帯し、床などに設置した受信機と人体を通じてデータを送受信する」という。鉄道改札機や東京五輪の入退場ゲートへの納入を目指すとしており、将来的な業績への貢献を期待する買いが向かった。
■東京ドーム <9681> 484円 -18 (-3.6%) 本日終値
12日、東京ドーム <9681> が決算を発表。15年1月上期(2-7月)の連結経常利益が前年同期比11.9%減の40.7億円に減少したことが売り材料。東京ドームで前年開催したワールド・ベースボール・クラシックがなかったことや、コンサートイベントの開催日数が前年同期に比べ、減少したことが響いた。
■総医研ホールディングス <2385> 309円 +80 (+34.9%) ストップ高 本日終値
12日、総医研HD <2385> [東証M]が化粧品の専門商社であるトランスアジアと資本業務提携すると発表したことが買い材料。トランスアジアは特に中国で実績とノウハウを蓄積し、同国の高級美容サロンと日系大手百貨店内の販売網などで他社にない強みを持つ。同社はトランスアジアの株式1600株(発行済み株式数の15.1%)を取得し、化粧品と健康補助食品のアジア市場での事業展開で協力関係を構築する。トランスアジアとの連携による中国を中心としたアジア市場の需要の取り込みに期待する買いが殺到した。
株探ニュース
12日、扶桑化学 <4368> [JQ]が9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に、株式分割に伴い、年間配当を従来計画の40円→48円(前期は35円)に修正したことも買いに拍車を掛けた。年間配当は実質2.0倍の増額となる。
■ディップ <2379> 5,110円 +615 (+13.7%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率3位
12日、ディップ <2379> が15年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の25.2億円→30.1億円に19.4%上方修正。増益率が48.1%増→76.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。旺盛な求人需要を背景に、積極的な広告宣伝も奏功し、アルバイトや派遣の求人サイトの売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を34円→45円(前期は23円)に増額修正した。
■フリービット <3843> 1,521円 +120 (+8.6%) 本日終値
12日に決算を発表。「5-7月期(1Q)経常は18%増益で着地」が好感された。
フリービット <3843> [東証M] が9月12日大引け後(15:00)に決算を発表。15年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比17.8%増の3.2億円に伸びた。
⇒⇒フリービットの詳しい業績推移表を見る
■神戸物産 <3038> 4,020円 +190 (+5.0%) 本日終値
神戸物産 <3038> が急反発し、一時8年ぶり4100円台回復場面もあった。9月12日大引け後(16:00)に決算を発表。2014年10月期第3四半期累計(13年11月-14年7月)の連結経常利益が前年同期比39.2%増の43.7億円と大幅に拡大し、通期計画の50.7億円に対する進捗率は86.2%に達し、5年平均の71.0%も上回ったことが買い材料となった。同社は業務用食品スーパーを全国展開しており、12日大引け後(16:00)に決算を発表した。直近3ヵ月の実績である5-7月期(3Q)連結経常利益は前年同期比2.3倍の19.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.9%→2.9%に改善した。リーマン・ショック時の200810月に800円台の最安値に沈んだ後、人気薄も長期上昇基調のなかゆっくりと上値を追ってきたもの。
■ヤオコー <8279> 6,030円 +240 (+4.2%) 本日終値
ヤオコー <8279> が9日ぶりに大幅反発し6000円台を回復している。8月26日に上場来高値を付けた後は、円安基調から利益確定売りにほぼ一本調子の下げとなってきたことや、円が対ドル・ユーロでわずかながらも5日ぶりに反発と円安基調が一服気味にあること、加えて、75日・13週移動平均線水準に下げてテクニカル面からの買いなどを誘っているようだ。(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク
■アスクル <2678> 2,499円 +92 (+3.8%) 本日終値
12日、アスクル <2678> が決算を発表。15年5月期第1四半期(6-8月)の連結最終利益が前年同期比36.8%増の1.8億円に拡大したことが買い材料。消費増税に伴う駆け込み需要の反動が限定的だったほか、法人向け宅配事業が伸びたことが寄与した。
■ソフトバンク <9984> 8,657円 +292 (+3.5%) 本日終値
15日、ソフトバンク <9984> が出資する中国の電子商取引大手アリババ集団が米国株式市場での公開価格の仮条件をこれまでの1株当たり60~66ドル→66~68ドルへ引き上げると発表したことが買い材料視された。同社は上場後のアリババ株の3割超を保有する筆頭株主で、仮条件引き上げによる含み益拡大を期待する買いが向かった。
■日本信号 <6741> 1,085円 +17 (+1.6%) 本日終値
信号 <6741> が3日ぶりに反発。日経新聞が14日付で「日本信号はICカードを認証装置にかざさなくても認識できるシステムを開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ICカードを専用フォルダーにいれて携帯し、床などに設置した受信機と人体を通じてデータを送受信する」という。鉄道改札機や東京五輪の入退場ゲートへの納入を目指すとしており、将来的な業績への貢献を期待する買いが向かった。
■東京ドーム <9681> 484円 -18 (-3.6%) 本日終値
12日、東京ドーム <9681> が決算を発表。15年1月上期(2-7月)の連結経常利益が前年同期比11.9%減の40.7億円に減少したことが売り材料。東京ドームで前年開催したワールド・ベースボール・クラシックがなかったことや、コンサートイベントの開催日数が前年同期に比べ、減少したことが響いた。
■総医研ホールディングス <2385> 309円 +80 (+34.9%) ストップ高 本日終値
12日、総医研HD <2385> [東証M]が化粧品の専門商社であるトランスアジアと資本業務提携すると発表したことが買い材料。トランスアジアは特に中国で実績とノウハウを蓄積し、同国の高級美容サロンと日系大手百貨店内の販売網などで他社にない強みを持つ。同社はトランスアジアの株式1600株(発行済み株式数の15.1%)を取得し、化粧品と健康補助食品のアジア市場での事業展開で協力関係を構築する。トランスアジアとの連携による中国を中心としたアジア市場の需要の取り込みに期待する買いが殺到した。
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