市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ルネサス、横河電、Uアローズ、ABCマート

■ルネサス <6723> 1,024円  +150 (+17.2%) ストップ高    11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ルネサス <6723> が続急伸。日経新聞が3日付で「ルネサスエレクトロニクスは自動運転やセンサー技術を盛り込んだ次世代の自動車運転システムを開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると、2日の協力会社向けの新技術展示会で公開された試作機は、同社のシステムLSIや画像認識技術の活用により、運転手の身ぶり手ぶりでエンジンやギアの操作を可能にするという。また、目を閉じたままの状態が続いた場合、危険を回避するために路肩に自動停車する。16年以降に順次実用化するとしており、完成車や部品メーカーの需要取り込みによる業績貢献に期待する買いを誘った。

■横河電機 <6841> 1,375円  +132 (+10.6%)   11:30現在  東証1部 上昇率6位
 2日、横河電 <6841> が本体と国内2子会社の30歳以上の社員を対象に、600人の希望退職を募集すると発表したことが買い材料視された。プラント向け制御機器の国内市場が縮小するとみて収益性を高めるのが目的で、募集期間は15年1月~2月の予定。退職者数が決まり次第、15年3月期の業績への影響を開示するとしている。特別一時金などによる費用増が懸念されるが、将来的な固定費削減効果に期待した買いが向かった。

■ユナイテッドアローズ <7606> 3,990円  +160 (+4.2%)   11:30現在
 2日、Uアローズ <7606> が発表した8月度の月次売上概況で、既存店売上高(小売り+ネット通販)が前年同月比4.5%増と3ヵ月ぶりに前年を上回ったことが好感された。大型台風の上陸など天候条件は厳しかったものの、最終セールが奏功しシャツやカット、スカートといった盛夏物衣料が好調に推移。気温の低下とともに秋物商品も動き出し売上増に貢献した。

■エービーシー・マート <2670> 5,480円  +180 (+3.4%)   11:30現在
 2日、ABCマート <2670> が8月の月次動向を発表。既存店売上高が前年同月比8.5%増と13ヵ月連続で前年同月を上回ったことが好感された。上旬に台風の影響を受けたものの、中旬はスニーカーやスポーツシューズを中心に販売が好調に推移した。週末が1日多かったことも大幅増収につながった。

■ファーストリテイリング <9983> 34,135円  +970 (+2.9%)   11:30現在
 2日、ファストリ <9983> が8月の国内ユニクロ事業売上推移速報を発表。既存店売上高が前年同月比3.8%増となり、2ヵ月ぶりにプラスに転じたことが買い材料。気温が高かった上旬は肌着の販売が好調。また下旬の気温低下に伴い、秋物商品も伸びた。併せて、14年8月期の既存店売上高が前々期比1.9%増と2期連続で前年を上回ったと発表したことも好感された。スカートやパンツなど高価格品の売れ行き好調が増収に寄与した。

■ファナック <6954> 18,045円  +405 (+2.3%)   11:30現在
 2日、ファナック <6954> が栃木県に新工場を建設すると発表したことが買い材料。主力商品であるNC装置やサーボモーター、サーボアンプなどの将来の生産能力増強に備えるもので、16年の稼働を計画している。一部報道では、総投資額は500億円規模に達し、本社工場と合わせたNC装置の生産能力を4割増に拡大。サーボモーターの生産能力も4割高め、中国やインドなど新興国で高まる生産自動化の需要を取り込むと伝えている。

■コマツ <6301> 2,427円  +36.5 (+1.5%)   11:30現在
 コマツ <6301> が3日続伸。日経新聞が3日付で「コマツは2015年3月期に有利子負債を1000億円弱削減する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「運転資金の圧縮などで今期の純現金収支(フリーキャッシュフロー)は1000億円程度の黒字になる見通しで、将来の成長に必要な設備投資やM&A(合併・買収)に備え財務体質の改善を急ぐ」という。有利子負債削減による財務体質の強化を好感した買いが向かった。

■アステラス製薬 <4503> 1,527円  +11.5 (+0.8%)   11:30現在
 アステラス <4503> が反発。日経新聞が3日付で、「アステラス製薬は最大2000億円の手元資金をM&A(合併・買収)などに投じる」と報じたことが買い材料視された。報道によると「がん治療薬などの拡充が目的で、新薬候補物質の買い取りにも使う」という。前立腺がん治療薬イクスタンジを中心に販売が好調で、手元資金が積み上がっているとしており、がん治療薬などの拡充や、株主配分強化を期待した買いが向かった。

■スターツ <8850> 1,707円  +6 (+0.4%)   11:30現在
 2日、東証がスターツ <8850> [JQ]を16日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。8月25日に東証は同社を市場1部または市場2部に変更すると発表していたが、1部への変更が確定した。発表を受けて、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■nms <2162> 420円  +40 (+10.5%) 一時ストップ高    11:30現在
 nms <2162> [JQ]が3日の前場立会中に、子会社のTKRが製造業検査工程の自動化・省力化装置のカスタマイズ受託生産を本格的に開始すると発表したことが買い材料。目視による不良品見逃しや歩留まりの悪化、新興国などでの人件費高騰への対応策として、検査工程における自動化・省力化装置の導入を検討する企業が増える中、メーカーのニーズ・予算に応じて装置からロボットまで提案する。すでに国内のみならず、中国、ベトナムでも納品実績があるとしており、同事業の本格展開による業績貢献に期待する買いが殺到した。

■ADプラズマ <6668> 27,260円  +1,810 (+7.1%)   11:30現在
 2日、東証が3日売買分からADプラズマ <6668> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■インスパイアー <2724> 179円  -31 (-14.8%)   11:30現在
 2日に発表した「監視委が虚偽記載で4336万円の課徴金を勧告」が売り材料。

■ゼネラルパッカー <6267> 310円  -40 (-11.4%)   11:30現在
 2日に決算を発表。「今期経常は10%減益へ」が嫌気された。
 ゼネラルパ <6267> [JQ] が9月2日大引け後(15:30)に決算を発表。14年7月期の経常利益(非連結)は前の期比73.3%増の2億3400万円に拡大したが、15年7月期は前期比10.3%減の2億1000万円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒ゼネラルパッカーの詳しい業績推移表を見る

■エスクロAJ <6093> 16,200円  -2,070 (-11.3%)   11:30現在
 2日、東証と日証金がエスクロAJ <6093> [JQ]について3日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。信用規制強化による人気離散を警戒した売りが向かった。

■ダイサン <4750> 767円  -92 (-10.7%)   11:30現在
 2日に決算を発表。「5-7月期(1Q)経常は63%減益で着地」が嫌気された。
 ダイサン <4750> [東証2] が9月2日大引け後(15:30)に決算を発表。15年4月期第1四半期(5-7月)の経常利益(非連結)は前年同期比62.8%減の1.3億円に大きく落ち込み、5-10月期(上期)計画の6億円に対する進捗率は22.5%にとどまり、3年平均の28.1%も下回った。
  ⇒⇒ダイサンの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 古河電池 <6937> 1,390円  +300 (+27.5%) ストップ高買い気配    11:30現在
 アクトコール <6064> 1,940円  +400 (+26.0%) ストップ高    11:30現在
 マネパG <8732> 391円  +80 (+25.7%) ストップ高    11:30現在
 駐車場綜合研究所 <3251> 249円  +50 (+25.1%) ストップ高    11:30現在
 フェヴリナ <3726> 448円  +80 (+21.7%) ストップ高買い気配    11:30現在
 など、15銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均