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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):東京デリカ、アスクル、岩谷産、トシンG

■東京デリカ <9990> 2,461円  +137 (+5.9%)   本日終値
 28日、東京デリカ <9990> が9月30日現在の株主を対象に1→1.5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて株式分割に伴い、15年3月期の年間配当を従来計画の28円→20円(前期は28円)に修正した。年間配当が実質7.1%の増額となることも買い気を誘った。

■アスクル <2678> 2,500円  +104 (+4.3%)   本日終値
 28日、アスクル <2678> が8月度(7月21日-8月20日)の単体売上高が前年比13.1%増となったと発表したことが好感された。BtoB事業の伸張率が8.6%増と順調だったうえ、個人向け「LOHACO」も2.2倍に急拡大した。

■岩谷産業 <8088> 812円  +32 (+4.1%)   本日終値
 28日、岩谷産 <8088> が東京都港区の東京タワー南側に燃料電池車向けに水素を供給する水素ステーションを建設すると発表したことが買い材料視された。建設費は5億円程度で、9月に着工し15年3月の完成を見込むとしている。供給能力は1時間当たり6台の満充てんが可能で、本格的な水素エネルギー社会に向けての新たなランドマーク建設に期待する買いが向かった。

■トシン・グループ <2761> 2,830円  +50 (+1.8%)   本日終値
 28日、トシンG <2761> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.62%にあたる5万5800株を上限に、29日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は28日終値2780円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■日本通運 <9062> 476円  +5 (+1.1%)   本日終値
 日通 <9062> が6日ぶりに反発。日経新聞が29日付で「日本通運は9月から企業向けのトラック輸送の料金を引き上げる。実質的な値上げ幅は平均で約15%で、料金改定は24年ぶり」と報じたことが買い材料視された。報道によると「燃料価格の高止まりなどに加え、運転手らの不足で人件費が上がっているため」としており、値上げ効果による収益改善を期待した買いが向かった。

■エス・サイエンス <5721> 63円  +16 (+34.0%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 28日、Sサイエンス <5721> が15年3月上期(4-9月)の最終損益(非連結)を従来予想の1億8000万円の赤字→4100万円の黒字(前年同期は6億7800万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。国税より還付される金額が確定したことから、特別利益2億2100万円を計上する。上期の増額分だけを上乗せする形で、通期の同利益も従来予想の3000万円→2億5100万円(前期は4億4700万円)に8.4倍上方修正した。

■フェヴリナ <3726> 208円  +50 (+31.7%) ストップ高    本日終値
 28日、フェヴリナ <3726> [東証M]がサイエンスボーテとの経営統合に伴い株主優待制度を変更すると発表したことが買い材料。贈呈基準を9月末現在に1000株以上の株主→同100株以上の株主に変更。優待内容も「Simple Rich ミルキーワンセラム(フェヴリナの商品)」→「フェヴリナ、サイエンスボーテで利用できるそれぞれ5000円相当の株主優待券」に変更した。

■ネクステージ <3186> 675円  +100 (+17.4%) ストップ高    本日終値
 28日、東証がネクステージ <3186> [東証M]を9月19日付で市場1部に変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■菊池製作所 <3444> 7,390円  +420 (+6.0%)   本日終値
 菊池製作 <3444> [JQ]が28日、福島県が公募した「災害対応ロボット産業集積支援事業」において、同社が開発を進めていた3件のテーマが採択されたと発表したことが買い材料。採択されたのは「災害対応4腕式極限作業ロボットの開発」、「災害対応避難者アシストロボットの技術開発」、「災害対応完全自律有線給電型重量級ヘリコプタの研究開発」の3テーマ。前日にはサイバダイン <7779> [東証M]が同支援事業への採択を材料に一時人気化する場面があった。

■リソー教育 <4714> 246円  +10 (+4.2%)   本日終値
 28日、リソー教育 <4714> が15年2月期の連結最終損益を従来予想の6.4億円の黒字→11.9億円の黒字(前期は26.8億円の赤字)に86.7%上方修正したことが買い材料。東京都渋谷区の土地売却に伴い、売却益10.1億円が発生することが最終利益を押し上げる。

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