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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱自動車、イオン、ガンホーなど


三菱自動車<7211>:1171円(前日比+23円)
しっかり。クレディ・スイス(CS)では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を1500円としている。株式の全量処理、復配を経て、今後新たな成長ステージに移行することを期待材料と捉えているようだ。今期営業利益は1610億円を予想、会社計画1350億円やコンセンサスの1400億円強を大幅に上振れと想定している。なお、岡三でも投資判断を新規に「強気」としてカバレッジを開始しているもよう。

イオン<8267>:1176円(同-0.5円)
もみ合い。運営している全国の大型商業施設に保育所を設けると報じられている。18年春をメドに46都道府県でそれぞれ1箇所以上の商業施設に認可保育所を導入する計画のようだ。消費者の囲い込みなど本業との相乗効果が見込めるともされているが、足元で本業の小売業の業績が伸び悩んでいる中、先行きへの期待感などは反映しにくい状況でもあるようだ。

ビックカメラ<3048>:907円(同+18円)
年初来高値更新。今8月期営業利益は前期比5割増の200億円前後になる公算が大きいとの観測報道が伝わっている。従来予想は同13%増の148億円であり、大きく上回る可能性と。薄型テレビやエアコンなどの販売が好調のもようで、子会社化したコジマ<7513>とのシステム統合も採算改善に寄与する形に。第3四半期時点で通期予想は上回っていたものの、市場予想も150億円強の水準であったため、ポジティブに評価する動きが先行へ。

田辺三菱製薬<4508>:1568円(同-27円)
さえない。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も1500円から1300円に引き下げている。後発品やバイオシミラーなど国内の事業環境が厳しい中、米国特許満了まで4年半となっているポストGilenyaの新薬は見当たらないと指摘。今後5年は横ばい成長にとどまり、19-20年に業績は急落する可能性としているもよう。

DNC<4246>:2854円(同+279円)
急伸。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を3800円としており、評価材料につながっている。マツダ向けの海外増産に加え、ダイハツ向けの拡販が進展して、来期にかけて高い利益成長が予想されると評価。株価はこうした利益成長を織り込み切れておらず、バリュエーションには割安感が強いと指摘。決算で利益成長進展が確認されることが株価上昇のカタリストと。

データHR<3628>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。EMシステムズ<4820>と、共同事業に関する業務提携契約を締結したと発表したことが材料視されている。イーエムシステムズの調剤薬局向けレセプトコンピュータの市場における高い占有率とネットワークインフラを、同社の医療関連情報サービスで培ってきたデータベースやノウハウと結び付けることで、両社の強みをさらに高め、今後の市場の動きにマッチしたサービスを共同で構築する。

エムティーアイ<9438>:900円(同+8円)
しっかり。GMOPG<3769>の完全子会社であるソーシャルアプリ決済サービス(SAPS)社の全株式を取得し、子会社化すると発表したことが材料視されている。同社は、スマートフォン向け会員認証・決済プラットフォーム「mopita」をSAPSと共に運営・提供してきたが、同社が「mopita」を一括して運営・提供した方が効果的であると判断したようだ。

ガンホー<3765>:587円(同+15円)
買い先行。スマホ向けゲームアプリのスーパーセル社の同社持ち分を、ソフトバンク<9984>に売却すると発表したことが材料視されている。売却額は約360億円となり、75億円の売却益が発生することから、今期業績の押し上げ要因として期待感が高まる格好に。なお、さらなる成長戦略を実現するため、今後成長が予測される新興国市場に向けて投資の選択と集中を図ると。

《KO》

 提供:フィスコ

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