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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):スカイマーク、東都水産、ミクシィなど


スカイマーク<9204>:230円(前日比+50円)
ストップ高。アジア最大の格安航空会社であるエアアジアが、同社の経営支援の検討に入ったことが明らかになったと伝わっている。資本参加などに伴う経営権の獲得が狙いとされている。エアバスへの膨大な違約金発生懸念などで先行き不安が強まっていたなか、資金繰り不安の解消などにつながっていくとの見方が先行。他の企業も合わせて、今後は争奪戦に発展する可能性もあるとされており、買収プレミアムに対する期待感なども高まる方向か。

東都水産<8038>:197円(同+11円)
急伸。カジノ運営企業である米MGMリゾーツ・インターナショナルでは、東京都築地の中央卸売市場の跡地をカジノ建設候補地として検討していると報じられている。お台場に続く新たな候補地として浮上する格好に。築地関連銘柄として短期資金を中心に関心が高まる状況のようだ。東洋埠頭<9351>、築地魚市場<8039>なども関連銘柄として物色されている。

ダイキン<6367>:6894円(同+298円)
大幅続伸。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価を6000円から8000円に引き上げている。決算発表後は出尽し感の先行する展開となっていたが、見直しの動きにつながる格好へ。CSでは、極めて高い自力成長力を有し、環境・省エネ規制強化と新興国経済の回復が期待される中で過去最高益の連続更新が期待されると評価。株主還元の積極化も高評価としている。

大平洋金属<5541>:405円(同+17円)
大幅続伸。みずほ証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に格上げ、買い安心感につながっているようだ。インドネシア鉱石輸出禁止に伴う鉱石調達条件悪化の影響は、株価調整によって十分に織り込まれたと判断しているもよう。権益を保有しているフィリピンのニッケル鉱山は、今後、持分法投資損益の改善に寄与してくるとも考えているようだ。

シチズンHD<7762>:764円(同-19円)
軟調。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、マイナス材料として捉えられている。MSでは、時計事業の見通しを下方修正、つれて今期営業利益は291億円から272億円へ下方修正している。また、来期業績には工作機器事業のダウントレンドも織り込むとしているようだ。

KLab<3656>:1737円(同+137円)
大幅反発。スマホゲーム「新御三家」の時価総額が急拡大しているとの特集記事が一部で掲載されている。ミクシィ<2121>、ガンホー<3765>、コロプラ<3668>が「新御三家」と称されているが、同記事の中では、米投資会社のパインブリッジが今年から同社に投資し始めたとも伝わっている。「新御三家」の次の銘柄としての期待感なども高まる状況に。

モルフォ<3653>:4065円(同+420円)
大幅高。今期の営業利益見通しを1.0億円から2.5億円へ大幅に上方修正したことが好感されている。海外携帯電話端末機器メーカー各社への営業活動を強化したことで、国内携帯電話端末機器メーカーへの売上高の減少を補ったと。同時に、サンダーソフト社と業務提携し、中国メーカー各社に対する営業、販売を強化するとも発表している。

テックファーム<3625>:2454円(同+339円)
大幅続伸。米MGMリゾーツ・インターナショナルが、移転を予定している東京都築地の中央卸売市場の跡地をカジノ建設候補地として検討していると報じられており、カジノ関連の一角として物色が向かっている。MGMは、カジノを含めた統合型リゾート(IR)建設の可能性を探っているようだ。

ミクシィ<2121>:5480円(同-80円)
買い一巡後は伸び悩む。メリルリンチ(ML)では投資判断「アンダーパフォーム」を継続し、モンスターストライク(モンスト)は急拡大だが持続成長は困難で株価は割高とコメントしている。今期の営業利益予想を103億円から320億円へと引き上げたものの、モンスト以外の牽引役は見込めず、ヒット一巡後業績は低落する見通しと。なお、目標株価については682円から1630円へと引き上げへ。

《KO》

 提供:フィスコ

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