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【材料】DMPが3日連続ストップ高買い気配、ウエアラブル端末向けに世界最小のIPコアを開発

 7月31日、DMP <3652> [東証M]がGPU(グラフィック・プロセッサ・ユニット=画像処理半導体)として世界最小サイズを実現するIPコア(LSIを構成する機能別回路情報)を開発したと発表したことが引き続き買い材料視された。

 開発したのは製品名「ant」で、現在スマートフォンに搭載されているGPUと比較して、コアサイズを0.5mm×0.5mmに抑え、面積比で20分の1を実現できる。ウエアラブル端末など小型・軽量デバイスにおける精細かつスムーズな描画を可能にする高性能化と、小型・低消費電力化が進むGPUニーズに対応。シリコンコストの低減やパッケージの小型化、バッテリーの長寿命化に貢献するほか、歪み補正機能も搭載し、メガネや時計など曲面ディスプレーへの描画も補正できる。

 同社では、スマートウオッチやスマートグラスなどのウエアラブル機器や家庭用ヘルスケア機器、医療機器、ロボット、家電など向けに、14年度中にIP提供をする予定としており、将来的な収益貢献を期待する買いが殺到した。
(「株探」編集部)

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