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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):コロプラ、カシオ計算機、NECなど


コロプラ<3668>:3870円(前日比+610円)
急伸。昨日、第3四半期の決算を発表している。営業利益は169.6億円、前年同期比5倍の水準にまで膨らんでいる。通期予想は従来の180億円から227億円にまで上方修正へ。4-6月期は前四半期比で27%営業増益、1-3月期の成長率鈍化から、再度増益率が拡大する格好に。上方修正された通期計画も、順調スタートの「白猫プロジェクト」の貢献を織り込んでおらず、さらなる上振れの可能性が高いといった見方にも。

カシオ計算機<6952>:1739円(同+118円)
年初来高値を更新。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は70.2億円で前年同期比75%増益となり、上半期予想は140億円から155億円に上方修正している。主力の時計事業の好調などで、実績値はコンセンサスを10億円強上振れる格好に。また、さらなる自社株買いの可能性なども示唆されているもようであり、株主還元策に対する期待感なども高まる状況のようだ。信用倍率0.7倍と需給妙味の強さなども支援材料に。

NEC<6701>:404円(同+19円)
年初来高値を更新。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は70.6億円の赤字であるが、前年同期比では147.5億円の収益改善となっている。会社計画も50億円程度上振れているようだ。足元では評価の高まる展開となっていたが、収益改善は想定以上との見方が優勢に。なお、関心が高まっているIFRS導入に関しては、370億円の純利益押し上げ効果となるもよう。

日本高周波鋼業<5476>:118円(同+13円)
急伸。前日に発表した第1四半期決算では、営業利益は1.8億円となり、前年同期比2.1倍に。上半期予想は0.3億円の赤字から1.4億円の黒字に上方修正している。販売価格の改善、高付加価値製品の拡大、コストダウンの進展などが業績上振れの背景に。足元の想定以上の収益改善がインパクト、株価水準の値頃感の強さも妙味となって、短期資金の値幅取りの動きなど強まる形になっている。

ジーテクト<5970>:1108円(同-80円)
売り優勢。4-6月期営業利益は前年同期比33.7%減の21.0億円、最終利益は同48.8%減の10.0億円と大幅な減益となったことが嫌気されている。生産台数が国内や中国、インドネシアで増加したものの、北米やタイで減産となり、ほぼ横ばいとなった。また、研究開発や能力拡大を行ったことで、労務費や減価償却費の増加が利益面の圧迫要因に。

ポラテクノ<4239>:1002円(同+57円)
反発。4-6月期営業利益が、前年同期比25.4%増の14.5億円で着地したことが好材料視されている。光学フィルム事業においては、産業用や車載用LCDパネル向けの偏光フィルムや楕円偏光フィルムの出荷が好調だった。上期営業利益は前年同期比5.8%増の27.5億円が計画されており、第1四半期の堅調な立ち上がりが前向きに評価されている。

VOYAGE<3688>:3960円(同+190円)
買い先行。第3四半期決算と同時に、通期の営業利益見通しを15.0億円から19.0億円へと上方修正したことが材料視されている。消費増税の影響が比較的軽微であったほか、アドテクノロジー事業の業績が想定以上に伸長したことなどが背景。同社は今月2日にマザーズ市場へ新規上場しており、上場から間もないタイミングでの上方修正がポジティブサプライズに。

《KO》

 提供:フィスコ

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