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【特集】CDG Research Memo(3):販促用グッズを主にマーケティング支援事業を展開


■会社概要

(2)事業内容

CDG<2487>グループは、同社と連結子会社2社(ポケットティッシュ製造子会社、米販売子会社)で構成されている。事業としては、企業が販売活動として行うセールスプロモーション(以下SP)活動の中で使用する販促用グッズの企画及び製造・販売を主にマーケティング支援事業を展開してきた。

企業のSP活動とは、企業が売上目標達成やマーケットシェアの向上を目的に、消費者の来店を促進するための販促グッズの配布、特定期間に実施する販売キャンペーンなど、商品の売上に直結するような販売促進活動などを指す。

販促用グッズには様々なアイテムがあり、同社ではこうした販促用グッズやキャンペーンなどを顧客企業に企画提案し、受注につなげていく格好となるが、受注を獲得するためには、売上増に貢献する魅力ある企画力だけでなく、短期間で一定品質以上の販促用グッズを調達し、顧客企業に納入する商品調達力が必要となる。同社ではグッズに関してはすべて外注を利用。外注先は国内に約600社あるほか、中国からの仕入れも行っている。中国からの仕入れ率は全体の20%となっており、このうち直接仕入れが半分程度で、残りの半分が商社経由での調達となっている。

また、同社では販促用グッズの供給のみならず、店舗内に設置するPOPの企画などインストアマーケティングや、企業のブランドイメージ向上につながるユニフォームの企画・販売、大手SNSを活用したデジタルプロモーションなどを中心に、商品開発、ライセンス管理、サンプリング、イベント、販路開拓など、マーケティングソリューション分野における事業領域を手がけており、顧客が求める販促施策に対応できる体制となっている。現在売上高比率が40%である同分野をさらに拡大させていく方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《FA》

 提供:フィスコ

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