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【通貨】7月25日のNY為替概況


 25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円94銭へ上昇後、101円73銭へ反落し、101円80銭で引けた。米国の6月耐久財受注が予想を上振れたためいったんドル買いが強まった。しかし、コア資本材出荷が予想外に3か月連続でマイナスに落ち込んだため、4-6月期国内総生産(GDP)への期待を受けたドル買いが後退。

ユーロ・ドルは、1.3449ドルから1.3422ドルへ下落し1.3435ドルで引けた。予想を下振れたドイツの指標、ウクライナ紛争の激化・長期化懸念を受けたユーロ売りが強まった。欧州連合(EU)が対ロシア経済制裁を強化するとの思惑が浮上。さらに、「ロシアはより強力で高機能の武器を新ロ派に供給する計画」との報道も嫌気された。

ユーロ・円は、137円05銭から136円66銭へ下落。地政学的リスクの上昇を嫌気したリスク回避の円買いが強まった。ウクライナ情勢に加え「イスラエル治安担当閣議は全会一致で、ケリー米国務長官が提示した停戦提案に反対」と報じられ、ガザ紛争が激化するとの懸念も広がった。

ポンド・ドルは、1.6996ドルへ上昇後、1.6965ドルへ反落。英・4-6月期国内総生産速報値を好感したポンド買いが継続した。

ドル・スイスは、0.9036フランから0.9052フランへ上昇した。


[経済指標]米・6月耐久財受注:前月比+0.7%(予想+0.5%、5月-1.0%)
米・6月耐久財受注(除輸送用機器):前月比+0.8%(予想+0.5%、5月-0.1%)
米・6月製造業出荷-資本材(非国防、除航空機・部品):前月比-1.0%(+1.3%、5月-0.1%←+0.4%)
米・6月製造業受注-資本材(非国防、除航空機・部品):前月比+1.4%(+0.5%、5月-1.2%←+0.7%)

《KY》

 提供:フィスコ

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