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【経済】【中国から探る日本株】上海汽車とアリババが提携、“インターネットカー”打ち出す


中国の3大自動車グループの一角、上海汽車集団は23日午後、電子商取引最大手アリババ・グループとスマートカー分野における戦略提携関係を結んだ。“インターネットカー”とのコンセプトを打ち出し、アリババのオペレーティングシステム「yunOS」やビッグデータ、クラウド関連の技術を、自社の自動車生産・販売ノウハウと融合させる考えだ。

上海汽車集団の陳虹会長は、インターネットなどその他業界による自動車産業への参入が始まっているとし、その例として米グーグルの自動運転車などに言及。自動車に対する消費者の要求も、単なる交通手段にとどまらなくなってきているとした。

米国での新規株式公開(IPO)を目前に控えたアリババにとっても、今回の上海汽車集団との提携は大きな一歩になるとみられている。なお、アリババはこれより先、位置情報サービスの高徳軟件(オートナビ)を買収。地元メディアでは、自動車関連分野に参入する準備を進めていたと指摘されている。

《NT》

 提供:フィスコ

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