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【市況】英ポンド週間見通し:金融政策決定会合での利上げ時期に関する協議を見極める展開


■ポンド強含み、英国の景況感改善とイングランド銀行の年内利上げ観測

先週のポンド・円は、イングランド銀行(英中央銀行)の年内利上げ観測が台頭したこと、英国の6月の製造業PMIが57.5となり5月の57.0から改善したことを受けて、172円38銭から175円37銭まで上昇した。カーニー英中銀総裁が早期利上げの理由とした英国の住宅価格が上昇基調にあることも、ポンド買い要因となった。取引レンジ:172円38銭-175円37銭。

■イングランド銀行(英中央銀行)金融政策決定会合に要注目

今週のポンド・円は、カーニー英中銀総裁が早期利上げの理由とした英国の住宅価格の動向、イングランド銀行(英中央銀行)金融政策決定会合での利上げ時期に関する協議を見極める展開となる。ウクライナの和平協議が難航した場合やイラクでの内戦勃発の可能性が高まった場合は、リスク回避の円買い圧力が強まり、英国からロシア資本流出懸念(ポンド売り要因)が高まることになる。

○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・8日:5月鉱工業生産
・10日:6月住宅価格指数(RICS)
・10日:5月商品貿易収支
・10日:イングランド銀行(英中央銀行)金融政策決定会合

予想レンジ: 172円00銭-177円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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